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企業活動|ITパスポート試験

この分野には 265問あります。くり返し出ているものから並べています。

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この分野の用語(73語)

この分野の出題のようす

この分野の問題が出た回のうち、新しい8回では1回に5〜11問出ています。

回この分野の問数
令和8年度8問
令和7年度6問
令和6年度8問
令和5年度9問
令和4年度10問
令和3年度7問
令和2年度 10月 特別措置試験11問
令和元年度 秋期 特別措置試験5問

この分野でくり返し出ている用語は固定費(28問)・変動費(25問)・損益分岐点(25問)・損益計算書(25問)・営業利益(23問)です。問題が多い回は平成21年度 秋期(14問)・平成21年度 春期(13問)・平成25年度 春期 特別措置試験(12問)です。

この分野でいちばん新しい出題は令和8年度 問31です。

この分野の265問のうち、20問はほかの回にも同じ内容で出ています。

ITパスポートの「企業活動」を過去問の数で見る

この分野には、平成21年度春期から令和8年度までの29回の試験から265問を収めています。令和4〜8年度の5回では41問で、1回あたり8.2問でした。それより前の24回は224問で、1回あたり9.3問です。265問のうち94問は、肢がすべて数と単位でできている問か、問の文に「計算」とある問で、ここでは計算の問として数えています。

よく出る論点

論点は、各問の解説に付けた用語を束ねて数えています。1問がいくつかの論点にまたがって入ることがあります。

損益計算書と利益の段階(33問・22回)

損益計算書は、売上高から順に引いていき、利益を段階で示す表です。売上高から売上原価を引くと売上総利益、そこから販売費及び一般管理費を引くと営業利益で、本業の商売からどれだけ稼げたかを表します。本業以外の損益を加減すると経常利益、特別利益と特別損失を加減すると税引前当期純利益、法人税などを引くと当期純利益になります。求めたい欄が途中にある問では、一番下の当期純利益から逆にたどる解き方もあります。33問のうち26問が計算の問です。

問: 令和4年度 問30・令和6年度 問8(平成21年度〜令和7年度)

損益分岐点と固定費・変動費(30問・21回)

赤字にならない条件は、売上から変動費を引いて手元に残る額の合計が、固定費に届くことです。1個売るごとに残る額は、販売単価から1個当たりの変動費を引いて求めます。固定費は個数が増えても変わらないので、固定費を1個あたりに残る額で割ると、必要な個数が出ます。30問のうち25問が計算の問です。

問: 令和5年度 問13・令和7年度 問34(平成21年度〜令和7年度)

企業統治とCSR(23問・17回)

コーポレートガバナンスは、株主をはじめとする利害関係者の利益に沿って経営されているかを、外から監視し規律づける枠組みです。会社と利害の関わりがない人を取締役に迎えることや、経営の判断をする役目と業務を執行する役目を切り分けることが、その手立てになります。CSRは、働く人、取引先、地域社会、環境といった相手に対して企業が負う責任を指します。SDGsは国際連合が定めた、2030年までの達成を目指す開発目標で、企業が負う責任そのものを指す言葉ではありません。

問: 令和8年度 問24・令和8年度 問14・令和7年度 問23(平成21年度〜令和8年度)

貸借対照表と財務指標(20問・19回)

自己資本比率は、資産のうち返さなくてよい自分のお金がどれだけの割合を占めるかを表し、純資産を資産の合計で割って求めます。財務の安全さを見る指標です。総資本回転率は売上高を総資本で割って求め、投じた資本がどれだけの売上を生んだかという効率を表します。売上高営業利益率が見ているのは商売の儲けの厚さで、別の面です。

問: 令和8年度 問26・令和5年度 問20(平成22年度〜令和8年度)

在庫と生産の管理(19問・13回)

部品の必要な数は、上の段階から順に、必要な数から在庫を引いて出していきます。在庫を最後にまとめて引くと、上の段階の在庫が下へ反映されないので、数が合わなくなります。作業の負荷をならし、前の工程から引き取る部品の種類と量を平準化するのは、かんばん方式に代表される工夫です。19問のうち12問が計算の問です。

問: 平成30年度春期 問15・令和2年度10月 問5(平成21年度〜令和2年度)

QC七つ道具とデータの図(16問・13回)

パレート図は、項目ごとの件数を多い順に棒で並べ、累積の割合を折れ線で重ねた図で、対応の優先度を決めるときに使われます。管理図は、測った値を時間の流れに沿って並べ、上下に引いた線を越えていないかを見て、工程が安定しているかを見張る図です。特性要因図は、一つの結果に関わる要因を魚の骨のような形に枝分かれさせて整理する図です。

問: 令和4年度 問31・平成26年度春期 問14(平成21年度〜令和6年度)

取り違えやすい組

空白を除いて30字以下の短い誤りの選択肢に、別の問の解説で用語として挙げた語が入っていた問を、その問の用語と組にして数えました。

組見分け方その組が出た問
パレート図と、特性要因図・管理図パレート図は件数を多い順に並べて重点を決める図です。特性要因図は原因の候補を洗い出す図で、数量は扱いません。管理図が見ているのは時間の流れで、順位とは別のものです。パレート図と特性要因図 5問・パレート図と管理図 5問(令和4年度 問31・平成26年度春期 問14 など)
営業利益と、経常利益・当期純利益営業利益は売上総利益から販売費及び一般管理費を引いた段です。営業外の収益と費用を加減すると経常利益、特別利益と特別損失を加減し、税金を引くと当期純利益で、どちらも営業利益より後ろの段です。営業利益と当期純利益 4問・営業利益と経常利益 4問(令和4年度 問30・令和2年度10月 問34 など)
マトリックス組織と、職能別組織・事業部制職能別組織は仕事の種類ごとに人を束ね、事業部制は製品や地域ごとに区切ります。どちらも中の指示の筋は一本です。マトリックス組織は二つの筋を重ね、一人が二人の上司を持ちます。マトリックス組織と職能別組織 4問・マトリックス組織と事業部制 3問(平成21年度秋期 問9・平成24年度秋期 問21 など)

最近の出方

令和4〜8年度の5回と、それより前の24回を、1回あたりの問の数で比べました。最近の5回は回の数が少ないので、1問の違いで1回あたり0.2問動きます。この幅を超えて動いた論点は8つです。増えたのはAIと機械学習(0.33問→1.40問)、ITの新しい使い方(0.38問→1.00問)、組織の形(0.38問→0.60問)でした。減ったのは在庫と生産の管理(0.79問→0.00問)、損益分岐点と固定費・変動費(1.17問→0.40問)、損益計算書と利益の段階(1.21問→0.80問)、意思決定と期待値(0.29問→0.00問)、人材の育成と働き方(0.42問→0.20問)です。在庫と生産の管理は19問で、最後に出たのは令和2年度でした。AIと機械学習は15問で、平成31年度春期から令和6年度までの7回に出ています。計算の問は、最近の5回で10問(1回あたり2.0問)、それより前の24回で84問(1回あたり3.5問)でした。

進め方

問の多い損益計算書と利益の段階、損益分岐点と固定費・変動費、企業統治とCSRの3つから解くと、この3つで分野の265問のうち84問に当たります。続けて貸借対照表と財務指標、QC七つ道具とデータの図を解き、上の表の組を見比べると、利益のどの段を問われているか、図が順位と時間の流れのどちらを見ているかを続けて確かめられます。分野の全問は 企業活動の過去問 から解けます。

対策問題(オリジナル)

過去問の傾向をもとに作ったオリジナルの問題です。本試験の問題ではありません。

  1. 1/10問・損益計算書と利益の段階

    A社の当期の金額は、売上高5,000、売上原価3,200、販売費及び一般管理費1,100、営業外収益80、営業外費用30、特別利益40、特別損失120、法人税等200である(単位は百万円)。A社の当期の経常利益は何百万円か。

    1. ア 670
    2. イ 700
    3. ウ 750
    4. エ 810
    正解と解説

    正解はウです。

    損益計算書では、売上高から売上原価を引いて売上総利益、そこから販売費及び一般管理費を引いて営業利益を出します。経常利益は、営業利益に営業外収益を足し、営業外費用を引いた段です。5,000−3,200=1,800、1,800−1,100=700、700+80−30=750で、経常利益は750百万円です。特別利益と特別損失は、経常利益より後ろの段で加減します。

    • ア670は、経常利益750に特別利益40を足し、特別損失120を引いた税引前当期純利益です。特別利益と特別損失は経常利益を出した後に加減するので、ここではまだ使いません。
    • イ700は、売上総利益1,800から販売費及び一般管理費1,100を引いた営業利益です。経常利益を出すには、ここに営業外収益を足し、営業外費用を引く段が残っています。
    • エ810は、営業利益700に営業外収益80と営業外費用30をどちらも足した値です。営業外費用は費用なので、足すのではなく引きます。

    この論点の過去問:令和3年度 ITパスポート試験 問29・令和4年度 ITパスポート試験 問30

  2. 2/10問・損益計算書と利益の段階

    損益計算書に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

    1. ア 売上総利益は、売上高から、商品を仕入れたり作ったりするのにかかった売上原価を差し引いた額である。
    2. イ 営業利益は、本業の商売でどれだけ稼げたかを表し、売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いて求める。
    3. ウ 前の期と比べて売上高がどれだけ伸びたかは、当期の損益計算書1枚に載っている数字だけでは計算できない。
    4. エ 経常利益は、売上総利益から特別損失を差し引き、さらに法人税などの税金を差し引いて求める。
    正解と解説

    正解はエです。

    経常利益は、営業利益に営業外収益を足し、営業外費用を引いて求めます。特別損失は経常利益より後ろの段で加減するもので、税金を引くのは一番下の当期純利益を出すときです。エの記述は段の順番が合っていないので、誤りです。

    • ア売上総利益は粗利益とも呼ばれ、売上高から売上原価を引いて求めるので、正しい記述です。
    • イ営業利益は売上総利益から販売費及び一般管理費を引いた段で、本業の稼ぎを表すので、正しい記述です。
    • ウ売上高の伸びを出すには前の期の売上高が必要で、当期の1枚には載っていないので、正しい記述です。

    この論点の過去問:令和4年度 ITパスポート試験 問30・令和6年度 ITパスポート試験 問30・令和3年度 ITパスポート試験 問29

  3. 3/10問・損益分岐点と固定費・変動費

    ある製品の販売単価は5,000円、1個当たりの変動費は2,000円、固定費は月900万円である。原材料の値上がりで、1個当たりの変動費が2,500円になった。販売単価と固定費は変わらないとき、赤字にならないために必要な月の販売個数は、値上がりの前と比べて何個増えるか。

    1. ア 500
    2. イ 600
    3. ウ 3,000
    4. エ 3,600
    正解と解説

    正解はイです。

    赤字にならないのは、1個売るごとに残る額(販売単価−1個当たりの変動費)の合計が固定費に届くときです。値上がりの前は1個で3,000円残るので、900万円÷3,000円=3,000個でした。値上がりの後は1個で2,500円しか残らないので、900万円÷2,500円=3,600個が必要です。差は600個です。

    • ア500は、変動費の上がり幅500円に3,000個を掛けた150万円を、値上がり前の1個の残り3,000円で割った数です。値上がりの後は1個で2,500円しか残らないので、割る数を取り違えています。
    • ウ3,000は、値上がりの前に赤字にならないために必要だった個数です。問われているのは、値上がりの後に増える個数です。
    • エ3,600は、値上がりの後に必要な個数そのものです。前の3,000個からの増え方を問われているので、差を取る必要があります。

    この論点の過去問:令和5年度 ITパスポート試験 問13・令和7年度 ITパスポート試験 問34

  4. 4/10問・損益分岐点と固定費・変動費

    パン店で、1日に焼くパンの個数を2倍にした。次の費用のうち、焼く個数に合わせてほぼ2倍に増えるものはどれか。ここで、店の広さや働く人の数は変えないものとする。

    1. ア 店舗の家賃
    2. イ パンの材料の小麦粉代
    3. ウ オーブンのリース料
    4. エ 正社員の月給
    正解と解説

    正解はイです。

    作る数や売る数に合わせて増える費用を変動費、数が増えても変わらない費用を固定費といいます。小麦粉はパン1個ごとに使う材料なので、焼く個数が2倍になれば代金もほぼ2倍になる変動費です。家賃・リース料・月給は、焼く個数が増えても額が変わらない固定費です。

    • ア家賃は店を借りている限り毎月同じ額で、焼く個数が増えても変わらない固定費です。
    • ウリース料はオーブンを借りる契約で決まった額を払うもので、焼く個数に応じては増えない固定費です。
    • エ働く人の数を変えないなら正社員の月給は同じ額で、焼く個数が増えても変わらない固定費です。

    この論点の過去問:令和7年度 ITパスポート試験 問34・令和元年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問34

  5. 5/10問・企業統治とCSR

    コーポレートガバナンスを強める手立てとして、当てはまらないものはどれか。

    1. ア 会社と利害関係のない人物を取締役に選び、取締役会の議論に加わってもらう。
    2. イ 経営の方針を決める役目と、日々の業務を執行する役目を、別の人に受け持たせる。
    3. ウ 経営の状況を外部に開示し、株主などが経営の中身を確かめられるようにする。
    4. エ 同業の他社を買収して、手掛ける事業の規模を大きくする。
    正解と解説

    正解はエです。

    コーポレートガバナンスは、経営者が株主をはじめとする利害関係者の利益に沿って経営しているかを、外から監視し規律づける枠組みです。社外の取締役を迎えること、決める役目と執行する役目を分けること、情報を開示することは、どれも経営を見張る目を増やす手立てです。他社の買収は事業を広げる判断で、経営を見張る仕組みを強めるものではありません。

    • ア社内のしがらみのない人が取締役会に入ると、経営の判断に外から意見が入るので、ガバナンスを強める手立てです。
    • イ同じ人が決めて同じ人が実行する形を崩すので、ガバナンスを強める手立てです。
    • ウ外から経営の中身を確かめられるようにすることも、経営を監視する手立ての一つです。

    この論点の過去問:令和8年度 ITパスポート試験 問24・令和7年度 ITパスポート試験 問23

  6. 6/10問・企業統治とCSR

    ある衣料品メーカーは、海外の取引先の工場で働く人の労働時間や安全に目を配り、工場の周りの地域の環境への負担を減らす取り組みも進めている。こうした、企業が関わりのある相手に対して負う責任を表す用語はどれか。

    1. ア SDGs
    2. イ コーポレートガバナンス
    3. ウ CSR
    4. エ コンプライアンス
    正解と解説

    正解はウです。

    CSRは、企業が働く人、取引先、地域社会、環境といった関わりのある相手に対して負っている責任を指す言葉です。取引先の工場で働く人への配慮や、地域の環境への負担を減らす取り組みは、その中身に当たります。ISO 26000は、この社会的責任についての国際規格です。

    • アSDGsは国際連合が定めた2030年までの開発目標で、企業が負う責任そのものを指す言葉ではありません。
    • イコーポレートガバナンスは経営を外から監視し規律づける枠組みで、社会に対して負う責任の中身を表す言葉ではありません。
    • エコンプライアンスは法令や社会の規範を守ることで、取引先で働く人や地域の環境まで含めた責任の全体を指す言葉ではありません。

    この論点の過去問:令和8年度 ITパスポート試験 問14・令和6年度 ITパスポート試験 問18

  7. 7/10問・貸借対照表と財務指標

    B社の貸借対照表の金額は、流動資産600、固定資産900、流動負債400、固定負債500、純資産600である(単位は百万円)。この金額から求めた指標の値として、正しいものはどれか。

    1. ア 自己資本比率は40%である。
    2. イ 流動比率は約67%である。
    3. ウ 自己資本比率は60%である。
    4. エ 流動比率は100%である。
    正解と解説

    正解はアです。

    資産の合計は、流動資産600と固定資産900を足した1,500です。自己資本比率は純資産を資産の合計で割って求めるので、600÷1,500=0.4で40%です。流動比率は流動資産を流動負債で割るので、600÷400=1.5で150%になり、イとエの値とは合いません。

    • イ約67%は、流動負債400を流動資産600で割った値で、割る向きが逆です。流動比率は流動資産を流動負債で割り、150%になります。
    • ウ60%は、流動負債と固定負債を足した900を資産の合計1,500で割った値で、借りているお金の割合です。自分のお金の割合を表す自己資本比率は40%です。
    • エ100%は、流動資産600を純資産600で割った値です。流動比率の分母は流動負債なので、正しくは150%です。

    この論点の過去問:令和8年度 ITパスポート試験 問26・令和4年度 ITパスポート試験 問28

  8. 8/10問・貸借対照表と財務指標

    財務指標と、その指標で分かることの組合せとして、適切なものはどれか。

    1. ア ROE:借りたお金も含めた資産の全体で、どれだけ利益を上げたか
    2. イ 総資本回転率:投じた資本が、どれだけの売上を生んだか
    3. ウ 自己資本比率:売上高に対して、営業利益がどれだけの割合を占めるか
    4. エ 流動比率:資本を、どれだけ効率よく回したか
    正解と解説

    正解はイです。

    総資本回転率は、売上高を総資本で割って求め、投じた資本がどれだけの売上を生んだかという効率を表します。同じ資本で多く売れていれば値が大きくなります。ほかの3つは、指標の名前と分かることがずれています。

    • アROEは自己資本利益率で、株主が出したお金でどれだけの利益を上げたかを見ます。借りたお金も含めた資産の全体を分母に置くのは、別の指標です。
    • ウ自己資本比率は、資産のうち返さなくてよい自分のお金の割合を表し、財務の安全さを見る指標です。売上高に対する営業利益の割合は、売上高営業利益率です。
    • エ流動比率は流動資産を流動負債で割って求め、短い期間の支払いにどれだけ余裕があるかを見る指標です。資本の効率を見るものではありません。

    この論点の過去問:令和5年度 ITパスポート試験 問20・令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問30

  9. 9/10問・在庫と生産の管理

    ある工場は、原料を7日ごとに発注する定期発注方式をとっている。発注してから届くまでの調達期間は3日、毎日の使用予定量は20kg、安全在庫量は40kgである。今日の時点で、在庫は100kg、発注済みでまだ届いていない量が30kgある。今日の発注量は何kgか。

    1. ア 30
    2. イ 50
    3. ウ 110
    4. エ 140
    正解と解説

    正解はウです。

    定期発注方式では、今回頼んだ品が届いてから次に頼んだ品が届くまでを、手元の在庫でしのぎます。その日数は発注の間隔に調達期間を足した10日で、使う量は10日×20kg=200kgです。これに安全在庫量40kgを足し、手元の在庫100kgと届いていない発注残30kgを引くと、200+40−100−30=110kgになります。

    • ア30は、安全在庫量40kgを足すのではなく引いた値です。安全在庫量は切らさないために余分に持つ量なので、足す側に入ります。
    • イ50は、発注の間隔7日だけで使う量を数え、調達期間3日を足し忘れた値です。届くまでの3日にも原料を使うので、10日分を数えます。
    • エ140は、発注残30kgを引き忘れた値です。頼んであってまだ届いていない量は確保できている量なので、引く側に入ります。

    この論点の過去問:令和6年度 ITパスポート試験 問24

  10. 10/10問・QC七つ道具とデータの図

    品質管理で使う図と、その図の使い方の組合せのうち、誤っているものはどれか。

    1. ア 管理図:原因の候補を漏れなく洗い出し、どこに原因がありそうかを整理する
    2. イ パレート図:件数の多い順に項目を並べ、どの項目から手を付けるかを決める
    3. ウ 散布図:二つの量の組を点で打ち、一方が増えるともう一方も増えるかを見る
    4. エ 特性要因図:一つの結果に関わる要因を、大きな枝と小さな枝に分けて整理する
    正解と解説

    正解はアです。

    管理図は、測った値を時間の流れに沿って並べ、上下の限界線を越えていないかを見て、工程が安定しているかを見張る図です。原因の候補を洗い出して整理するのは特性要因図の使い方なので、アの組合せが誤りです。

    • イパレート図は件数を多い順に棒で並べ、累積の割合を折れ線で重ねた図で、対応の優先度を決めるときに使うので、正しい組合せです。
    • ウ散布図は二つの量を横軸と縦軸に取って点を打ち、関係があるかを見る図なので、正しい組合せです。
    • エ特性要因図は結果に関わる要因を魚の骨のような形に枝分かれさせて整理する図なので、正しい組合せです。

    この論点の過去問:令和4年度 ITパスポート試験 問31・令和5年度 ITパスポート試験 問38

問題一覧

正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。

年度別

この分野の問題は 29年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは令和8年度です。年度別に解くと、回ごとにまとめて解けます。