ITパスポート 平成22年度 秋期 問19
企業活動
損益計算書に関する問題
損益計算書に記載される A 〜 E の五つの利益のうち,C に当てはまるものはどれか。
〔損益計算書〕単位 億円
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 売上高 | 100 |
| 売上原価 | 75 |
| A | 25 |
| 販売費及び一般管理費 | 10 |
| B | 15 |
| 営業外収益 | 3 |
| 営業外費用 | 7 |
| C | 11 |
| 特別損失 | 2 |
| D | 9 |
| 法人税・住民税及び事業税 | 3 |
| E | 6 |
- ア 売上総利益
- イ 営業利益
- ウ 経常利益
- エ 当期純利益
答えと解説
✓ これが正解ウ 経常利益
解説
営業外の収益と費用を足し引きした後の段が、経常利益です。
損益計算書は、上から順に足し引きしていく作りです。引くたびに、名の付いた利益が現れます。売上高から売上原価を引いた A が、売上総利益です。百から七十五を引いて、二十五になりました。次に販売費及び一般管理費を引いた B が、営業利益です。二十五から十を引いて、十五になりました。次に、営業外収益を足し、営業外費用を引きます。十五に三を足し、七を引いて十一になりました。この C の利益を経常利益と呼び、その語の肢が当たります。毎年ふつうに起こることまで含めた利益です。そこから特別損失を引いた D が、税引前当期純利益です。十一から二を引いて、九になりました。最後に税金を引くと、六という当期純利益が残ります。表の数がすべて合うので、読み方が正しいと確かめられます。シラバスも、損益計算書を企業活動の項目に挙げています。
ほかの選択肢の解説
- ア 売上総利益:売上総利益は粗利とも呼ばれ、売上高から売上原価だけを引いた利益です。表では A の二十五に当たり、いちばん上の段の利益です。問われた C は、そこから二つ下の段なので、まだ引き足りていません。
- イ 営業利益:営業利益は、本業のもうけを表す利益です。販売費及び一般管理費まで引いた段で、表では B の十五に当たります。けれども営業外の収益と費用は、まだ足し引きしていません。三と七が残っているので、C より一つ上の段です。
- エ 当期純利益:当期純利益は、特別損失も税金もすべて引いた後に残る、最終の利益です。表では E の六が、いちばん下の段に入っています。ところが問われた C は、そこより二つ上の段です。引きすぎた位置なので、経常利益には当たりません。
関連用語
- 損益計算書ひと区切りの経営の成績を示す表で、上から順に費用を引いていく作りです。
- 売上原価期首の在庫の額にその期に仕入れた額を足し、期末の在庫の額を引いて求める費用です。
- 営業外費用支払利息など、本業以外の活動から生じる費用です。
- 売上総利益売上高から売上原価を差し引いた利益で、もうけの元になる最初の段階の利益です。
- 営業利益売上総利益から、販売費及び一般管理費を引いた利益です。
- 経常利益営業利益に営業外の収益を足し、営業外の費用を引いた利益です。
- 当期純利益特別損失も税金も引いた後に残る、最終の利益です。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問19(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
解説は当サイト独自のもので、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)とは関係ありません。
関連問題
- 令和7年度 問5:
仕入に 関する 問題 (売上原価) - 令和4年度 問30:
営業利益を 求める 計算式 (経常利益) - 令和6年度 問8:
損益計算書に 関する 問題 (当期純利益) - 令和3年度 問29:
粗利益を 求める 計算式 (営業外費用) - 平成30年度 秋期 (特別措置試験) 問16:
在庫回転期間に 関する 問題 (売上総利益)
同じ分野の問題
誤りを見つけたら報告する