ITパスポート 平成27年度 春期 特別措置試験 問95
企業活動
固定費の上限
〔中問C・ストラテジ〕売上高が3,000千円以上で赤字にならないようにしたい。変動費率を0.60と仮定した場合,固定費の上限は何千円か。
〔中問C の共通の記述(抜粋)〕損益分岐点は売上高と総費用がちょうど等しくなる売上高であり,売上高が損益分岐点以下であれば赤字になり,それ以上になれば利益が出る。
- ア 1,500
- イ 1,300
- ウ 1,200
- エ 1,000
答えと解説
✓ これが正解ウ 1,200
解説
掛けるのは率そのものではなく、一から引いたほうの値です。
売上高が三千以上で赤字にならない、というのは、損益分岐点が三千以下に収まっている、ということです。固定費を、一から率を引いた値で割ったものが三千以下、と置いて解きます。率が零点六なので、一から引くと零点四です。三千に零点四を掛けて、固定費の上限は千二百になります。別の道でも確かめられます。売上三千のときの変動費は千八百なので、残る千二百までなら赤字になりません。式は覚えるより、二つの道で確かめられる形にしておくほうが確実です。分岐点の式から解く道と、その売上のときの費用の内訳から解く道です。どちらでも同じ値に着けば、掛け違いは起きていません。率と、一から引いた値は足して一になるので、毎回どちらかを確かめます。上限を聞かれたら、等号が付く側かどうかも読み取ります。ここは以下なので、その値まで取れます。
ほかの選択肢の解説
- ア 1,500:率を零点五として計算した値です。三千に零点五を掛けると出ますが、設問の率は零点六です。率を半分と置いたらいくらか、と聞かれたら、この値になります。設問に書かれた率はそれより高いので、上限はもっと下がることになります。
- イ 1,300:どちらの道をたどっても出てこない値です。上限を千三百にすると、売上三千では百だけ足りません。上限をこの値にしたらどうなるか、と聞かれたら、わずかに届きません。売上が三千のときには、ちょうど百だけ赤字になってしまいます。
- エ 1,000:上限を低く見積もりすぎた値です。千でも赤字にはなりませんが、上限はもう二百だけ上にあります。余裕を持たせるならいくらまでか、と聞かれたら、この値でも問題はありません。上限そのものを聞かれているので、もう少し上まで取れます。
関連用語
- 損益分岐点利益がちょうど0になる売上高で、損も得も出ない境目の額です。
- 固定費作る数や売上の大きさに関わらず掛かる費用で、売っても増えません。
- 変動費率売上高に対する変動費の割合で、売上に比例する分の割合である。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問95
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関連問題
- 令和5年度 問13:
損益分岐点に 関する 問題 (固定費) - 令和7年度 問34:
変動費に 関する 問題 (損益分岐点) - 令和5年度 問20
(損益分岐点) - 平成30年度 秋期 (特別措置試験) 問27:
損益分岐点売上高 (変動費率) - 平成27年度 春期 (特別措置試験) 問96:
変動費に 関する 問題 (変動費率)
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