ITパスポート 平成22年度 春期 問2
企業活動
営業利益のグラフの説明
A 社,B 社の売上高及び営業利益のグラフの説明として,適切なものはどれか。
〔グラフ〕値を読み取って表に書き起こしたもの(単位 億円)
| 年 | A社 売上高 | B社 売上高 | A社 営業利益 | B社 営業利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2006年 | 1,000 | 600 | 400 | 190 |
| 2007年 | 1,100 | 880 | 450 | 300 |
| 2008年 | 1,200 | 1,200 | 500 | 430 |
- ア A 社は B 社より売上高の伸び率が高いが,2008 年の売上高営業利益率は低い。
- イ A 社は B 社より売上高の伸び率が低いが,2008 年の売上高営業利益率は高い。
- ウ A 社は B 社より売上高の伸び率も 2008 年の売上高営業利益率も高い。
- エ A 社は B 社より売上高の伸び率も 2008 年の売上高営業利益率も低い。
答えと解説
✓ これが正解イ A 社は B 社より売上高の伸び率が低いが,2008 年の売上高営業利益率は高い。
解説
伸び率と利益率は別の物差しなので、両方を出してから比べます。
二社を二つの指標で比べる問です。どの指標で見るかで、答えが変わります。一つ目は、三年で売上がどれだけ伸びたかの割合です。A 社は千億から千二百億へ一・二倍に伸び、B 社は六百億から出発して二倍まで伸びています。そのため、伸び率で見ると A 社のほうが低くなります。二つ目は、最後の年の売上高に占める営業利益の割合です。A 社は千二百億に対し五百億で、四割を超えます。B 社は同じ千二百億に対して四百三十億なので、利益率は A 社が上回ります。伸び率は低いが利益率は高い、と述べた選択肢が正解です。最後の年だけを見ると売上は同じ額ですが、伸び率は始まりの年まで見なければ分かりません。二つの指標が逆を向くところが要点です。シラバスも、営業利益を会計の用語として挙げています。
ほかの選択肢の解説
- ア …が高いが,2008 年の売上高営業利益率は低い。:伸び率が高く、利益率が低いと述べています。二つとも実際とは反対です。A 社の売上は三年で一・二倍にとどまり、B 社は同じ期間に二倍まで伸びています。利益率も逆で、両方が入れ替わっています。
- ウ …も 2008 年の売上高営業利益率も高い。:二つとも高いと述べています。利益率は正しいものの、伸び率は B 社のほうが上回ります。始まりの年の額が大きく違うためで、伸び率の判断を誤っています。
- エ …も 2008 年の売上高営業利益率も低い。:二つとも低いと述べています。伸び率は確かに合っていますが、最後の年の利益率は A 社が上です。同じ売上でも利益の額が違うので、利益率の判断を誤っています。
関連用語
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問2(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
解説は当サイト独自のもので、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)とは関係ありません。
関連問題
- 令和4年度 問30:
営業利益を 求める 計算式 (営業利益) - 令和6年度 問8:
損益計算書に 関する 問題 (営業利益) - 令和5年度 問20
(売上高営業利益率) - 令和3年度 問29:
粗利益を 求める 計算式 (営業利益) - 平成29年度 秋期 (特別措置試験) 問20:
売上高営業利益率が 最も 高い会社 (売上高営業利益率)
同じ分野の問題
誤りを見つけたら報告する