企業活動|令和元年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問12
企業の経営理念を策定する意義として,最も適切なものはどれか。
- 企業の経営戦略を実現するための行動計画を具体的に示すことができる。
- 企業の経営目標を実現するためのシナリオを明確にすることができる。
- ✓ これが正解企業の存在理由や価値観を明確にすることができる。
- 企業の到達したい将来像を示すことができる。
解説
経営理念は、企業の存在理由や価値観を明らかにするものです。
経営理念は、その企業が何のために在るのか、何を大切にするのかを言葉にしたものです。数字でも計画でもなく、判断に迷ったときに立ち返る土台にあたります。ここが定まっていると、どんな将来像を描くのか、どんな経営戦略を採るのかが、筋の通ったものになります。逆に、理念が無いままだと、目先の利益で判断がぶれても、それを正す拠りどころがありません。移り変わる計画とは違い、長く変わらないことも特徴です。理念、将来像、戦略、計画という順に、抽象の度合いが下がっていくと考えると、四つの関係が整理できます。上ほど変わりにくく、下ほど状況に応じて描き直されます。経営理念はその一番上にあたるので、数年ごとに書き換わるようなものではありません。よって最も適切なのは、企業の存在理由や価値観を明確にできることです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 経営戦略を実現するために、誰が何をいつまでに行うかを具体的に示すのは、行動計画の役目です。理念より何段も下りたところにある、実行のための道具であり、存在理由を言葉にするものではありません。理念より何段も下りたところの話になります。
- 経営目標へ届くための筋道を明らかにするのは、経営戦略の役目です。どの市場でどう戦うかを決めるものであり、理念を受けて組み立てられる側にあたります。土台そのものではありません。理念を受けて組み立てられる側です。
- 到達したい将来像を描いて示すのはビジョンです。理念を踏まえて、いつごろどうなっていたいかを表すもので、時とともに描き直されます。変わらない拠りどころを言葉にする役目とは別です。時とともに描き直される側です。
この問題に関係する言葉
- 経営理念
- 経営戦略
- 経営目標
- ビジョン
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問12
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