ITパスポート 平成24年度 春期 特別措置試験 問28
企業活動
株式公開の説明
株式公開を説明したものはどれか。
- ア 株主ではない経営の専門家に経営を委ねること
- イ 企業が互いに株式を購入し,保有し合うこと
- ウ 企業買収の手法で,自社株と被買収企業株を交換すること
- エ 未上場の自社の株式を証券市場に流通させること
答えと解説
✓ これが正解エ 未上場の自社の株式を証券市場に流通させること
解説
外の人が自由に売り買いできる場へ、自社の株を出すことです。
会社を興したばかりのころ、株は身内や出資者の手に留まっています。売りたくても相手を探さねばならず、値も相談で決まります。これを証券市場に出し、誰でも売り買いできるようにするのが株式公開です。未上場の株を市場へ流通させると述べた肢が、まさにこれでした。公開すれば、多くの人から資金を集められるようになります。名が知られ、人を集めるうえでも有利に働きます。その代わり、決算の中身を広く開き、監査も受けねばなりません。公開に向けては、社内の管理の仕組みも整えておく必要があります。株を買い集められて、経営の主導権を失う恐れも生まれます。だから公開するかどうかは、利と負担を秤に掛けて決めます。シラバスも、株主総会や決算を企業活動の用語として挙げています。残る三つは、いずれも株にまつわる別の言葉の説明でした。
ほかの選択肢の解説
- ア 株主ではない経営の専門家に経営を委ねること:株主でない専門家に経営を任せると述べた肢です。出資する人と、実際に舵を取る人を分ける考え方でした。会社の規模が大きくなるほど、この形が採られます。誰が経営するかの話で、株をどこで売るかの話ではありません。
- イ 企業が互いに株式を購入し,保有し合うこと:互いに相手の株を買って持ち合うというのが、この肢です。買収を防ぎ、取引の関係を安定させる狙いがありました。持つ相手を絞る方向なので、広く流通させる話とは逆を向きます。近年は解消が進み、持ち合いは減ってきています。
- ウ 企業買収の手法で,自社株と被買収企業株を交換すること:自社の株と買われる側の株を取り替えると述べた肢のほうです。現金を用意せずに、会社を丸ごと子会社にできます。買収の手立てのひとつで、市場に新しく株を出す話ではありません。公開しているかどうかとは、別の場面で使う言葉でした。
関連用語
- 株主総会会社の持ち主である株主が集まって決める場で、会社の根本はここで決まります。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問28
解説の最終確認:2026-09-23
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