企業活動|平成27年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問93
〔中問C・ストラテジ〕アローダイアグラムを作成する手順の a に入れる記述として,適切なものはどれか。
〔中問C の共通の記述〕ある機械の組立て作業のメンバになった P さんは,リーダの指導の下,作業工程を確認するためにアローダイアグラムを作成した。作成したアローダイアグラムは,効率よく作業を進行させるために,メンバ間で共有することにした。図1にアローダイアグラムを示す。各工程は 1 人で行うものとして計画し,メンバの誰が担当しても予定日数で作業を終了するものとする。
〔手順〕組立て作業を構成する各工程に対して,[ a ]順番を決め,アローダイアグラムを作成する。
〔図1 アローダイアグラム〕(原典の図を表に書き起こしたものです。A〜H は結合点,矢印は工程を表します)
| 工程 | どこから | どこへ | 予定日数 |
|---|---|---|---|
| 工程1 | A | B | 1日 |
| 工程2 | B | D | 4日 |
| 工程3 | A | D | 3日 |
| 工程4 | A | C | 2日 |
| 工程5 | C | D | 5日 |
| 工程6 | D | E | 1日 |
| 工程7 | E | F | 4日 |
| 工程8 | F | H | 2日 |
| 工程9 | E | H | 6日 |
| 工程10 | E | G | 4日 |
| 工程11 | G | H | 4日 |
- それぞれの経費によって
- ✓ これが正解それぞれの作業の前後関係を調べて
- それぞれのリスクによって
- 担当するメンバのスキルによって
解説
矢印が順番を表す図なので、決め手は作業の前後だけです。
アローダイアグラムは、矢印で順番を表す図です。だから順番を決める根拠は、作業どうしの前後関係のほかにありません。シラバスはこの語を、作業を分解した構成図やガントチャートと同じ行に置いています。三つのうちこの図だけが、待ちを描けるところに値打ちがあります。前の作業が終わらないと次が始められないという関係を、そのまま矢印にして並べます。共通の記述の、ここで何々とする、という一文が肢を落としています。誰が担当しても予定日数で終わると先に断ってあるので、腕前の差は最初から無いことにされています。長い前置きだと思って飛ばすと、この型を落とせません。同じ回の後ろにも、最後の一文が答えを決める問いが置かれています。順番を表す図は三つあり、混同しやすい組です。待ちを描けるのは、このうち一つだけです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 安い順に並べても、先にできない作業は先にできません。費用は、順番を決める根拠になりません。順番を決めるのは、できるかできないかの関係のほうです。安く済む作業であっても、前の作業が終わるまでは始められません。順は動きません。
- どこを厚く見るかという話です。備えの重さが変わっても、作業どうしの前後は動きません。同じ節の用語例には、避ける、軽くする、受け入れる、移すという四つが並びます。どれも備えの話であって、順番の話とは別の段に置かれているものです。
- 共通の記述が、誰が担当しても予定日数で終わると先に断っています。差が無いことにされています。割り当ての話と、順番の話は別の段です。シラバスは人の配置のほうを活用例の側に置いています。段が違えば、決め手も違います。
この問題に関係する言葉
- アローダイアグラム作業の順序と所要日数を矢印でつなぎ、全体の日数を求める図です。順序関係や余裕日数が分かり、縮めるべき作業を見つけられます。
- ガントチャート作業ごとに横棒を引き、予定と実績を並べて示す工程管理図表です。仕掛かり中の作業まで見えますが、作業どうしの順序関係は表しません。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問93
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