ITパスポート 平成23年度 特別 問11
企業活動
製造業の A 社では,製品の組立てに必要な部品を購買している。A 社では,自社の仕入金額全体に占める割合が大きい部品を,重点的に在庫管理を行う対象として選びたい。このとき利用する図表として,適切なものはどれか。
- ア ガントチャート
- イ 管理図
- ウ 特性要因図
- エ パレート図
答えと解説
✓ これが正解エ パレート図
解説
金額の大きい順に並べて重点を選ぶので、パレート図を使います。
仕入金額全体に占める割合が大きい部品を、選び出したい場面です。そこで、金額の大きい順に並べて上から拾える図を探します。棒を高い順に並べ、その上に累積比率の折れ線を重ねる図がパレート図です。折れ線を読めば、上位何品目で全体の何割を占めるかが分かります。したがって、パレート図を挙げた肢が正解です。どこまでを重点管理の対象にするかを、線を引いて決められます。この使い方は ABC 分析とも呼ばれます。ガントチャートは、作業の日程を横棒で表し、進み具合を見る図です。金額の大小を並べ替える働きは持っていません。管理図は、ばらつきが管理限界の内側に収まっているかを見る図です。特性要因図は、原因を魚の骨のように書き出し、要因を探る図です。つまり、並べ替えて上から拾える図は四つのうち一つだけです。シラバスも、パレート図を業務改善の活用例として挙げています。
ほかの選択肢の解説
- ア ガントチャート:ガントチャートを挙げた肢です。作業ごとの開始と終了を横棒で示し、日程どおり進んでいるかを追う図です。横軸は時間であり、部品を金額の大きい順に並べ替える働きはありません。重点管理の対象選びには向きません。
- イ 管理図:管理図を挙げた肢です。中心線と上下の管理限界線を引き、外れた点や偏りを探します。工程が安定しているかを見張るための図で、重点を置く部品を選ぶものではありません。金額の順位も表れません。
- ウ 特性要因図:特性要因図を挙げた肢です。結果に影響する要因を、魚の骨の形に枝分かれさせて書き出します。原因を整理するときに役立ちますが、金額のような数量はそもそも扱いません。並べ替えて重点を選ぶ図ではありません。
関連用語
- パレート
図 項目ごとの出現頻度を大きい順に棒で並べ、累積和を折れ線で描く図です。 - ガントチャート作業ごとに横棒を引き、予定と実績を並べて示す工程管理図表です。
- 管理図時系列で起きるデータのばらつきを折れ線で表し、管理限界線で見る図です。
- 特性要因図結果と原因の関連を、魚の骨のような形に整理してまとめた図です。
出典:平成23年度 特別 ITパスポート試験 問11
解説は当サイト独自のもので、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)とは関係ありません。
関連問題
同じ分野の問題
誤りを見つけたら報告する