企業活動|平成25年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問89
〔中問B・事務担当者の業務改善〕〔ストラテジ〕M さんが担当することになった“事務担当者の残業増加”に該当する損益計算書の勘定科目の分類として,適切なものはどれか。
〔中問B の記述(抜粋・再掲)〕事務担当者の業務改善に関する記述。ワイン販売業の A 社は,営業担当者による法人顧客への販売と直営店による個人顧客への販売を行っている。顧客の幅広いニーズに対応し売上げを拡大するために,A 社は,新しい販売チャネルとしてインターネットによる販売(以下,Web 販売という)を 3 か月前に開始した。Web 販売の開始以降,営業推進課の事務担当者(以下,事務担当者という)の残業が増えており,業務改善が必要な状況になっている。営業企画課の入社 2 年目の M さんは,業務改善のための企画書をまとめるように上司から指示を受けた。
- 売上原価
- 営業外費用
- 特別損失
- ✓ これが正解販売費及び一般管理費
解説
本業か毎期かという二つの問いで、費用は仕分かれます。
費用は、どこで生じたかによって置き場所が分かれます。売った品そのものにかかった分は、仕入れや製造の側に立ちます。売るための活動と、会社を回すための分は別の枠に入ります。事務の担当者に払う残業の代金は、後者の枠にあたります。だから、販売費及び一般管理費と述べた肢が当たります。記述には、その人が営業を推し進める課に居ると書かれています。売る活動を支える部署なので、置き場所は迷いません。品そのものの原価だとする肢は、仕入れも製造もしていません。本業の外で毎期生じる分だとする肢も外れます。苦情への対応は、本業そのものの中の仕事だからです。その期かぎりの異常な損失だとする肢も当たりません。残業は毎日続いているので、一度きりではないからです。損益計算書は、上から順に引き算していく階段です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 売った品そのものにかかった分だとしています。事務の担当者は、品を仕入れても作ってもいません。机の上の仕事に、品そのものの原価は積み上がりません。仕入れや製造の分を問われたなら、この枠が答えです。費用を積む場所が違います。
- 本業の外で毎期起きる分だとしています。苦情への対応は、売る仕事のまさに内側にあります。借入れの利息のような、本業の外側の話ではありません。本業の外の分を問われたなら、この枠が答えです。本業の内と外を取り違えています。
- その期かぎりの異常な損失だとしています。残業は毎日続いており、一度きりではありません。災害や売却の損のような突発の出来事とは違います。突発の損だけを問われたなら、この枠が答えになります。起きる頻度がまるで違います。
この問題に関係する言葉
- 損益計算書
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問89
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