ITパスポート 平成21年度 秋期 問91
企業活動
在庫管理に関する問題
〔中問A・販売管理業務〕〔ストラテジ〕ある日の商品 T の注文状況が次の表のとおりであったとき,11:00 の注文に対して引当可能な数量は幾つか。ここで,この日の仕入はなく,前日の業務終了時の在庫数は 100 とする。
〔中問A の記述(抜粋・再掲)〕出荷処理では,受注データを基に在庫引当を行う。通常注文は在庫数の 70%まで引当可能であり,優先注文は在庫数まで引当可能である。在庫引当ができた分は,倉庫担当者が納品書を作成して出荷作業を行う。在庫引当ができなかった分は,次の入荷を待ってから出荷する。
| 注文時刻 | 注文種別 | 注文数 |
|---|---|---|
| 10:00 | 通常注文 | 80 |
| 10:30 | 優先注文 | 10 |
| 11:00 | 通常注文 | 40 |
- ア 7
- イ 10
- ウ 14
- エ 20
答えと解説
✓ これが正解ウ 14
解説
割合を掛ける相手は、そのときの残りの在庫のほうです。
在庫の引当ては、注文が来た順に処理されるので、在庫の数は一件ごとに減っていきます。始めの在庫は100で、この日の仕入はありません。1件目は通常注文なので、上限は在庫の70%です。100の70%は70で、80の注文には足りないため、引き当てられるのは70までとなり、在庫は30に減ります。2件目は優先注文なので、在庫の数まで引き当てられます。30のうち10を引き当て、在庫は20になります。3件目は再び通常注文なので、70%の上限が戻ります。ここで掛ける相手は、始めの100ではなく残りの20です。20の70%は14なので、引当可能な数量は14であり、これが正解です。40の注文には届きません。掛ける相手を取り違えると答えが変わります。シラバスも、在庫管理と発注方式を用語として挙げています。
ほかの選択肢の解説
- ア 7:7は、直前の注文の数である10に70%を掛けた形に見えます。掛ける相手は注文の数ではなく、そのときの在庫です。在庫は20なので、引当可能な数量は14になります。
- イ 10:10は、2件目の優先注文で引き当てた数と同じです。問われているのは、3件目の11:00の注文に対する数です。読む行が一つずれると、この数を選んでしまいます。
- エ 20:20は、3件目の注文の時点で残っていた在庫そのものです。通常注文なので、上限は在庫の全部ではなく70%です。種別を読み落とし、70%を掛ける計算が抜けています。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問91(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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