企業活動|平成27年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問94
〔中問C・ストラテジ〕図1のセルB17に損益分岐点を求める計算式を入力する。セルB17に入力する計算式として,適切なものはどれか。
〔中問C の共通の記述(抜粋)〕変動費率は変動費の売上高に占める割合である。固定費とは,売上高にかかわらず発生する一定額の費用である。損益分岐点は売上高と総費用がちょうど等しくなる売上高である。変動費率と固定費は,それぞれセルB1(0.65),B2(1,850)に入力してある。セルB17に表示されている値は 5,286 である。
〔図1(変動費率・固定費・損益分岐点の部分)〕(原典のワークシートを表に書き起こしたものです。この問で計算式を入れるのは、いちばん下の セルB17 です)
| 行 | A | B |
|---|---|---|
| 1 | 変動費率 | 0.65 |
| 2 | 固定費 | 1,850 |
| ⋮ | ⋮ | ⋮ |
| 17 | 損益分岐点 | 5,286 |
- B2*B1
- B2*(1−B1)
- B2/B1
- ✓ これが正解B2/(1−B1)
解説
表に答えの値が在るので、四つとも計算して当てられます。
損益分岐点は、売上高と総費用がちょうど等しくなる売上高です。総費用は売上高に率を掛けた分と固定の額の和なので、等しいと置いて売上高について解くと、固定の額を一から率を引いた値で割る形になります。表に答えの値が書かれているので、四つの式に数を入れて当てるほうが速く確かめられます。率が零点六五、固定の額が千八百五十で、割った結果が五千二百八十六になります。この引いた値は、売上が一円増えたときに固定の額の穴埋めへ回る割合を表します。だから、穴を埋めるのに何円売ればよいか、と読むと式を覚えずに済みます。値が分かっている設問では、導くより当てるほうが確実です。導いた式が合っているかどうかも、同じ値で裏が取れます。値が書かれていない設問に備えて、意味のほうも持っておきます。穴埋めに回る割合、という読み方です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 固定の額に率を掛けた式です。入れて計算すると千二百あまりで、表の値には遠く届きません。固定の額のうち変動する分に当たるのはいくらか、と聞かれたら、この形です。分岐点を出す場面では、掛けるのではなく割ることになります。
- 固定の額に、一から率を引いた値を掛けた式です。割るところを掛けているので、値は逆にさらに小さくなります。固定の額のうち穴埋めに回る割合を掛けるといくらか、と聞かれたら、この形です。割る向きを掛ける向きに取り違えています。
- 固定の額を率そのもので割った式です。割る相手を取り違えていて、二千八百あまりになります。変動する分だけで固定の額を賄うには何円必要か、と聞かれたら、この形です。割る相手が、率そのものになっています。引き算が抜けています。
この問題に関係する言葉
- 損益分岐点
- 変動費
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問94(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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