ITパスポート 平成26年度 秋期 特別措置試験 問100
企業活動
業務改善に関する問題
〔中問D・交通費精算業務の改善〕〔ストラテジ〕
精算システムの導入前と導入後について,各担当者の作業時間をサンプリングしたところ,次のような結果となった。この結果に基づいて,A社の1か月当たりの全体の作業短縮時間を求めると何時間になるか。ここで,A社の1か月の営業日は20日とし,A社の1日の平均申請回数は10回とする。
〔サンプリングの結果〕
(1) 申請者は,1回の申請で12分掛かっていたものが3分に短縮された。 (2) 事務担当者全体では,1日の交通費精算業務に関わる作業が,48分から16分に短縮された。 (3) 承認者は,1回の申請での承認が72秒から12秒に短縮された。 (4) 経理担当者全体では,1か月の交通費精算業務に関わる作業が,13時間から1時間に短縮された。
- ア 29
- イ 44
- ウ 56
- エ 152
答えと解説
✓ これが正解ウ 56
解説
単位をそろえてから足すと、取りこぼしがぐっと減ります。
四つの数字は、数え方の単位がばらばらに書かれています。そこで先に、ひと月あたりの時間へそろえてから足します。母数は、営業日が20日で1日あたり10回なので、ひと月200回です。申請する側は1回につき9分縮んだので、掛けると1,800分になります。事務の側は1日あたり32分縮んだため、営業日を掛けて640分です。決める側では1回あたり60秒、つまり1分が浮くため合計200分です。ここまでを足すと2,640分、時間に直すとちょうど44時間です。最後の一つだけは、はじめから月あたりの時間で書かれています。12時間縮んだとあるので、そのまま44時間へ足して56時間となります。業務改善の効果を合算する問では、単位の印を付けて消し込みます。1回あたりには申請の回数を、1日あたりには営業日を掛けます。 月の申請 = 20日 × 10回 = 200回 (12 − 3)分 × 200 = 1,800分、(48 − 16)分 × 20 = 640分、(72 − 12)秒 × 200 = 12,000秒 = 200分 1,800 + 640 + 200 = 2,640分 = 44時間、44 + (13 − 1) = 56時間
ほかの選択肢の解説
- ア 29:合計としてはいちばん小さく、大きい項目のどれかを取り違えた場合に出ます。1回あたりの短縮を1日あたりと読むとどうなるかと問われたなら、こちらです。掛ける母数が一けたぶん食い違うので、総和がここまで落ち込みます。
- イ 44:分と秒で書かれた三つだけを足し、時間に直したところで止めた値です。単位の異なる最後の一つを勘定に入れないとどうかと問われたなら、こちらが答えです。すでに時間で書かれたものを見落とすと、ちょうどこの数で手が止まります。
- エ 152:1日あたり32分という項目を、1回あたりと読んで200回に掛けた値です。日数ではなく回数を母数にしたらどうなるかと問われたなら、こちらになります。この一つだけで百時間を超えてしまい、総和が大きく出すぎています。
関連用語
- サンプリング全体から一部を抜き出して調べ、全体の傾向を推し量る方法です。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問100
解説の最終確認:2026-11-04
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