過去問解きまくり研究所 ホーム

システム開発技術|ITパスポート試験

この分野には 178問あります。くり返し出ているものから並べています。

この分野だけ解く

この分野の用語(40語)

この分野の出題のようす

この分野の問題が出た回のうち、新しい8回では1回に3〜8問出ています。

回この分野の問数
令和8年度3問
令和7年度4問
令和6年度5問
令和5年度6問
令和4年度5問
令和3年度6問
令和2年度 10月 特別措置試験5問
令和元年度 秋期 特別措置試験8問

この分野でくり返し出ている用語はシステム要件定義(29問)・システムテスト(28問)・要件定義(21問)・単体テスト(18問)・結合テスト(17問)です。問題が多い回は平成24年度 春期 特別措置試験(11問)・平成22年度 秋期(11問)・平成24年度 秋期 特別措置試験(10問)です。

この分野でいちばん新しい出題は令和8年度 問52です。

この分野の178問のうち、8問はほかの回にも同じ内容で出ています。

ITパスポートの「システム開発技術」を過去問の数で見る

この分野には、平成21年度春期から令和8年度までの29回の試験のうち29回から、178問を収めています。この分野の問が無い回はありません。令和4〜8年度の5回では23問で、1回あたり4.6問でした。それより前の24回は155問で、1回あたり6.5問です。

よく出る論点

論点は、各問の解説に付けた用語を束ねて数えています。1問がいくつかの論点にまたがって入ることがあります。

要件定義と設計(42問・22回)

要件には、何ができるかを表すものと、どのくらい良いかを表すものがあります。応答の速さは品質の側の要件で、その値を決めるのはシステム要件定義の工程です。値が決めてあるからこそ、後の確かめる工程で測れます。要件定義と設計の工程では、システムと付く工程が機械も人も含めた全体を、ソフトウェアと付く工程がその中の一部を扱い、広いシステムの側が先に来ます。画面の並べ方や帳票の様式のように、使う人の目に触れる部分を決めるのは外部設計です。

問: 平成25年度秋期 問31・平成28年度秋期 問53・平成25年度春期 問49(平成21年度〜令和8年度)

テストの工程(単体・結合・システム・受入れ)(33問・20回)

テストは、見る範囲を小さいところから大きいところへ広げていきます。単体テストは一つのプログラムの中だけを対象にし、結合テストは組み合わせた部品どうしの受渡しが噛み合うかを見ます。出来上がった全体が求めた働きを備えているかを調べるシステムテストまでは、作る側が行います。最後に、納められたものを発注した側が自分たちの業務に照らして確かめるのが受入れテストです。V字モデルでは、プログラミングと単体テストが対になり、その上の内部設計には結合テスト、外部設計にはシステムテストが向かい合います。

問: 令和5年度 問42・令和2年度10月 問36・平成22年度秋期 問48(平成21年度〜令和7年度)

開発モデル(ウォーターフォール・プロトタイピング・スパイラル)(29問・18回)

ウォーターフォールモデルは、水が上から下へ流れるという例えのとおり、前の工程へ戻らずに進めます。必要な人の数は、何を作るかを決める初めのころは少人数で足り、実際に作る中ほどで最も多くなり、終わりごろにはまた減っていきます。プロトタイピングは、早い段階で動くものを見せて、思っていたものと違うという食い違いをその場で潰すやり方です。上から下へ一度きりで進むやり方では、食い違いが動くものを見るまで分かりません。

問: 平成28年度秋期 問46・平成30年度春期 問54・平成27年度秋期 問38(平成22年度〜令和8年度)

アジャイルとDevOps(20問・10回)

スクラムは、アジャイルと呼ばれる考え方を実際に進めるための枠組みの一つで、短い期間を区切ってその中で動くものを仕上げ、確かめ、また次の区切りへ進みます。XPもアジャイル開発の手法の一つで、要求が変わっていくことを前提に、短いサイクルで動くソフトウェアを出し続けます。テストを先に書いてから実装するテスト駆動開発は、この進め方を支えるやり方です。DevOpsは、作る側と動かす側が密に連携し、自動で試したり配ったりする道具を使って、機能の追加や更新を素早く進めていく取組です。

問: 令和元年度秋期 問40・令和4年度 問38・令和6年度 問47(平成30年度〜令和8年度)

ソフトウェア保守とリバースエンジニアリング(20問・16回)

作る仕事と保守の仕事は、どちらもプログラムを直す点では似ていて、分かれ目はいつの話かです。受け入れてもらうまでの手直しは作る仕事に入り、引き渡して本番で動き始めた後の直しや改善が保守です。リバースエンジニアリングは、すでに動いているものを調べて設計の側の情報を起こす手法で、ふつうの開発の向きを逆にたどります。リファクタリングは、外に対して提供している機能や振る舞いはそのままに、内部の構造だけを整理して読みやすく、直しやすくすることです。

問: 平成29年度春期 問40・令和5年度 問39・令和5年度 問49(平成21年度〜令和8年度)

テストの技法(ブラックボックス・ホワイトボックス)(12問・10回)

試し方は、中身を見るかどうかで二つに分かれます。入れる値と出てくる結果だけを見て、仕様のとおりになっているかを確かめるのがブラックボックステストで、中の作りを知らなくても行えます。中が見えている前提で、分岐や命令やくり返しをたどって試す道を決めるのがホワイトボックステストです。

問: 平成26年度秋期 問44・平成26年度春期 問34・令和4年度 問45(平成21年度〜令和4年度)

品質特性(11問・11回)

品質特性は、ソフトウェアの良さをいくつかの見方に分けたものです。使用性は、使う人にとって分かりやすく、覚えやすく、扱いやすいかを見る特性です。障害の後に元へ戻せるかは信頼性、別の基盤の上でも動くかは移植性にあたります。

問: 令和6年度 問50・平成25年度春期 問46・令和7年度 問47(平成21年度〜令和7年度)

導入と移行(11問・10回)

ソフトウェアの導入は動いている業務を止めかねない作業なので、いつ、誰が、何をして、うまくいかなかったらどう戻すのかを先に決め、関係者の合意を得てから実施します。この取決めを書いたものが導入計画書です。移行の計画書には、いまの仕組みから新しい仕組みへいつどうやって移るかを、日取りと、うまくいかなかったときの戻し方も含めて書きます。本番が始まったあと現場の人が手元へ置き、業務ごとにどう操作すればよいかを順に示した文書が利用者マニュアルです。

問: 令和5年度 問43・平成26年度秋期 問33・令和6年度 問45(平成21年度〜令和6年度)

取り違えやすい組

空白を除いて30字以下の短い誤りの選択肢に、別の問の解説で用語として挙げた語が入っていた問を、その問の用語と組にして数えました。

組見分け方その組が出た問
システムテストと単体テスト単体テストは、部品を一つずつ仕様どおりか確かめる、最も早い段階です。システムテストは組み上げた全体を通して確かめる工程で、中の道を数える段ではありません。5問(平成30年度春期 問46・平成30年度秋期 問44 など)
ブラックボックステストとホワイトボックステストブラックボックステストは中を見ずに、入れた値と出た値だけで確かめる技法です。ホワイトボックステストは内部の処理の道筋をたどり、分岐や繰り返しを一つずつ通します。5問(平成21年度春期 問42・平成26年度秋期 問44 など)
システムテストとシステム要件定義システム要件定義は、応答の速さのような値を決める工程です。システムテストは、組み上がった仕組みが条件を満たしているかを確かめ、決めた値に届いたかを測る工程です。4問(平成25年度秋期 問31・令和元年度秋期 問45 など)
受入れテストと、単体テスト・システムテスト単体テストもシステムテストも、作る側が行います。受入れテストは、発注した側が自分たちの業務に照らして確かめる段で、行う側が変わります。単体テストと受入れテスト 4問・システムテストと受入れテスト 3問(令和2年度10月 問36・平成24年度秋期 問37 など)

最近の出方

令和4〜8年度の5回と、それより前の24回を、1回あたりの問の数で比べました。最近の5回は回の数が少ないので、1問の違いで1回あたり0.2問動きます。この幅を超えて動いた論点は5つです。増えたのはアジャイルとDevOps(0.46問→1.80問)、開発モデル(0.88問→1.60問)でした。減ったのはテストの工程(1.29問→0.40問)、要件定義と設計(1.58問→0.80問)、テストの技法(0.46問→0.20問)です。最近の5回の23問は、令和4年度5問、令和5年度6問、令和6年度5問、令和7年度4問、令和8年度3問でした。

進め方

問の多い要件定義と設計、テストの工程、開発モデルの3つから解くと、この分野の178問のうち98問に当たります(2つ以上の論点に入る問は1問と数えています)。続けてアジャイルとDevOpsを解き、上の表のテストの組を見比べると、テストを行う側と見る範囲を分けて確かめられます。この分野の全問は システム開発技術の過去問 から解けます。

対策問題(オリジナル)

過去問の傾向をもとに作ったオリジナルの問題です。本試験の問題ではありません。

  1. 1/10問・要件定義と設計

    売上を管理する仕組みの開発で、「夜間にまとめて行う売上の集計は、毎日午前6時までに終わること」という条件を扱う。次のa、bを行う工程の組合せとして、適切なものはどれか。

    - a この条件の時刻を、顧客と打ち合わせて決める

    - b 組み上がった仕組みを通して動かし、この時刻までに終わるかを測る

    1. ア a システム要件定義 / b システムテスト
    2. イ a システムテスト / b システム要件定義
    3. ウ a ソフトウェア詳細設計 / b システムテスト
    4. エ a システム要件定義 / b 単体テスト
    正解と解説

    正解はアです。

    処理がどのくらいの時間で終わるかは、何ができるかではなく、どのくらい良いかを表す品質の側の要件で、その値を顧客と決めるのはシステム要件定義の工程です。値が決めてあるからこそ、組み上がった仕組みが条件を満たしているかを確かめるシステムテストで、決めた値に届いたかを測れます。

    • イ二つが入れ替わっています。値を決めるのはずっと前のシステム要件定義で、システムテストはその値に届いたかを測る側です。
    • ウソフトウェア詳細設計は部品の中身をどう組み立てるかを決める工程で、顧客と話して満たす値を決める工程ではありません。
    • エaは合っていますが、集計が時刻までに終わるかは全体を通して動かさないと分からないので、一つのプログラムだけを見る単体テストでは測れません。

    この論点の過去問:平成25年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問31・令和元年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問45・令和5年度 ITパスポート試験 問42

  2. 2/10問・要件定義と設計

    次のa〜dの工程を、一般的に進める順に並べたものはどれか。

    - a ソフトウェア要件定義

    - b システム要件定義

    - c システム方式設計

    - d ソフトウェア方式設計

    1. ア b → a → c → d
    2. イ a → b → d → c
    3. ウ c → b → d → a
    4. エ b → c → a → d
    正解と解説

    正解はエです。

    工程の名前は、前に付いている語の広さで並べられます。システムと付く工程は機械も人も含めた全体を、ソフトウェアと付く工程はその中の一部だけを扱い、広いほうが先に来ます。また、どう作るかを考えるのは何を作るかが決まった後なので、同じ広さの中では要件定義が方式設計より先です。よってシステム要件定義、システム方式設計、ソフトウェア要件定義、ソフトウェア方式設計の順になります。

    • アソフトウェア要件定義をシステム方式設計より前に置いています。全体の役割を割り振るシステムの工程が先で、機械に任せる部分が決まってからソフトウェアの中身を決めます。
    • イ狭いソフトウェアの工程を広いシステムの工程より先に置いていて、広さの順が逆です。
    • ウ方式設計を要件定義より先に置いています。どう作るかは、何を作るかが決まってから考えます。

    この論点の過去問:平成28年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問53・令和元年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問45

  3. 3/10問・テストの工程(単体・結合・システム・受入れ)

    ソフトウェアのテストについての記述のうち、誤っているものはどれか。

    1. ア 単体テストは、一つのプログラムの中だけを対象にして、分岐や繰返しの通り道を確かめる
    2. イ 結合テストは、組み合わせた部品どうしの受渡しがうまくいくかを確かめる
    3. ウ システムテストは、納められたものを、発注した側が自分たちの業務に照らして確かめる
    4. エ 受入れテストを中心になって行うのは、作る側ではなく、注文した側である
    正解と解説

    正解はウです。

    テストは、見る範囲を小さいところから大きいところへ広げていきます。出来上がった全体が求めた働きを備えているかを調べるシステムテストまでは、作る側が行います。納められたものを発注した側が自分たちの業務に照らして確かめるのは受入れテストなので、ウはシステムテストと受入れテストを取り違えています。

    • ア単体テストは一つのプログラムの中だけを見て、条件分岐や繰返しの通り道を確かめるので、正しい記述です。
    • イ結合テストは組み合わせた部品どうしの受渡しが噛み合うかを見る段なので、正しい記述です。
    • エ受入れテストは利用者の側が主体になって行うので、正しい記述です。

    この論点の過去問:令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問36・令和5年度 ITパスポート試験 問42

  4. 4/10問・テストの工程(単体・結合・システム・受入れ)

    受注を管理する仕組みのテストで、次のa〜cの不具合が見つかった。それぞれが見つかったテストの組合せとして、最も適切なものはどれか。

    - a 一本のプログラムの中で、条件分岐の片方の道を通ったときだけ、送料の計算を誤る

    - b 受注を受け付けるプログラムが渡した日付の形を、在庫を引き当てるプログラムが読み取れず、処理が止まる

    - c 納められた後、発注した会社の担当者が実際の業務の流れで使ってみると、月末の締めの手順に合わない画面があった

    1. ア a 結合テスト / b 単体テスト / c 受入れテスト
    2. イ a 単体テスト / b 結合テスト / c システムテスト
    3. ウ a 単体テスト / b 結合テスト / c 受入れテスト
    4. エ a 単体テスト / b 受入れテスト / c 結合テスト
    正解と解説

    正解はウです。

    テストは、見る範囲を小さいところから大きいところへ広げていきます。一つのプログラムの中の分岐の通り道を確かめるのは単体テストで、aが当たります。組み合わせた部品どうしの受渡しが噛み合うかを見るのは結合テストで、bが当たります。納められたものを発注した側が自分たちの業務に照らして確かめるのは受入れテストで、cが当たります。

    • アaとbが入れ替わっています。一本の中の分岐の誤りは単体テストで、二つのプログラムの間の受渡しの食い違いは結合テストで見つかります。
    • イシステムテストは作る側が全体の働きを調べる段で、cのように発注した側が自分の業務に照らして確かめるのは受入れテストです。
    • エbとcが入れ替わっています。プログラムどうしの受渡しは結合テストで、発注した側が業務で使って確かめるのは受入れテストです。

    この論点の過去問:令和5年度 ITパスポート試験 問42・令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問36

  5. 5/10問・開発モデル(ウォーターフォール・プロトタイピング・スパイラル)

    次のa、bの開発に向く開発モデルの組合せとして、最も適切なものはどれか。

    - a 法令で計算の方法が決まっている給与計算の作り替えで、求めることがはっきりしていて、途中で変わる見込みが小さい

    - b 初めて作る予約のアプリで、利用者は画面を触るまで欲しい形を言い当てられないので、早い段階で試しの画面を作って見てもらい、求めることを固めたい

    1. ア a プロトタイピング / b ウォーターフォール
    2. イ a ウォーターフォール / b プロトタイピング
    3. ウ a スパイラル / b ウォーターフォール
    4. エ a スパイラル / b プロトタイピング
    正解と解説

    正解はイです。

    ウォーターフォールモデルは工程を順に進め、前の工程が終わってから次に移る進め方で、要求事項が明確で仕様変更が少ない見込みの開発に向いています。早い段階で確認用のソフトウェアを作って触ってもらい、試作を見せながら要求を固めていく作り方はプロトタイピングです。よってaがウォーターフォール、bがプロトタイピングです。

    • ア二つが入れ替わっています。求めることが固まっているaに試作を重ねると手間が増え、bのように試作を見せたい開発で順に進めると、食い違いが動くものを見るまで分かりません。
    • ウ求めることが固まっているaに繰り返しは要らず、bを順に進めると、試しの画面を見せる前に作り終えてしまうので、どちらも合いません。
    • エスパイラルは不確かさが残る開発に向く進め方なので、最初から求めることが固まっているaには回り道になります。

    この論点の過去問:令和8年度 ITパスポート試験 問38・令和7年度 ITパスポート試験 問44

  6. 6/10問・アジャイルとDevOps

    あるチームは、次のa〜cのやり方を取り入れている。それぞれを表す語の組合せとして、適切なものはどれか。

    - a 作る担当と動かす担当が密に連携し、自動で試して配る道具を使って、機能の追加や更新を素早く本番へ出す

    - b 機能を書く前にその機能のテストを書き、そのテストに通るようにプログラムを書く

    - c 二人が一台の画面に向かい、一人が書き、もう一人がその場で確かめながら進める

    1. ア a DevOps / b テスト駆動開発 / c ペアプログラミング
    2. イ a DevOps / b ペアプログラミング / c テスト駆動開発
    3. ウ a スクラム / b テスト駆動開発 / c ペアプログラミング
    4. エ a テスト駆動開発 / b DevOps / c リファクタリング
    正解と解説

    正解はアです。

    作る側と動かす側が密に連携し、自動で試したり配ったりする道具を使って、機能の追加や更新を素早く進めていく取組がDevOpsです。テストを先に書いてから実装するのはテスト駆動開発、二人で一台の画面に向かって書くのはペアプログラミングで、どちらもXPの進め方を支える具体的なやり方です。

    • イbとcが入れ替わっています。テストを先に書くbがテスト駆動開発で、二人で一台に向かうcがペアプログラミングです。
    • ウスクラムは短い期間を区切って動くものを仕上げる枠組みで、aのように作る担当と動かす担当の連携を指す語ではありません。
    • エaとbが入れ替わっていて、cのリファクタリングも外から見た動きを変えずに内部を整えることで、二人で書くやり方ではありません。

    この論点の過去問:令和6年度 ITパスポート試験 問47・令和4年度 ITパスポート試験 問38・令和元年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問40

  7. 7/10問・ソフトウェア保守とリバースエンジニアリング

    在庫を管理する古い仕組みに、次のa、bの手入れをした。それぞれを表す語の組合せとして、適切なものはどれか。

    - a 作った人がもういないので、動いているプログラムを調べてどんな構造で作られているかを読み取り、設計の情報を文書に起こした

    - b 外から見た動きは変えずに、同じ処理が何か所にも書かれている所を一つにまとめ、次に直しやすくした

    1. ア a リファクタリング / b リバースエンジニアリング
    2. イ a リバースエンジニアリング / b コードレビュー
    3. ウ a デザインレビュー / b リファクタリング
    4. エ a リバースエンジニアリング / b リファクタリング
    正解と解説

    正解はエです。

    リバースエンジニアリングは、すでに動いているものを調べ、どういう構造で作られているかを読み取って設計の側の情報を起こす手法で、ふつうの開発の向きを逆にたどります。リファクタリングは、外に対して提供している機能や振る舞いはそのままに、内部の構造だけを整理して読みやすく、直しやすくすることです。よってaがリバースエンジニアリング、bがリファクタリングです。

    • ア二つが入れ替わっています。動いているものから設計の情報を起こすaがリバースエンジニアリングで、動きを変えずに中を整えるbがリファクタリングです。
    • イaは合っていますが、コードレビューは書かれたプログラムを別の人が読んで誤りを見つける点検で、プログラムの中を書き直す手入れではありません。
    • ウデザインレビューは、先にある設計が要件を満たしているかを関係者で確かめる場で、設計が無いところからたどり直すaとは向きが逆です。

    この論点の過去問:令和5年度 ITパスポート試験 問39・令和5年度 ITパスポート試験 問49

  8. 8/10問・テストの技法(ブラックボックス・ホワイトボックス)

    テストの技法についての記述のうち、誤っているものはどれか。

    1. ア ブラックボックステストは、プログラムの中の作りを知らない人でも、仕様書をもとに試す項目を組み立てられる
    2. イ ホワイトボックステストは、プログラムの分岐や繰返しをたどって、試す道を決める
    3. ウ ブラックボックステストは、プログラムのすべての命令を一度は通したかを数えて、終わりを判断する
    4. エ 仕様が変わらなければ、プログラムの中を書き直しても、ブラックボックステストの項目は変えずに済む
    正解と解説

    正解はウです。

    ブラックボックステストは、プログラムの中身を見えないものとみなし、決められた入力を与えたときに期待どおりの出力が返るかだけを確かめるやり方です。書かれた命令の一行一行を通るように組み立てるのはホワイトボックステストの考え方で、命令の並びは中身を開いて初めて分かります。ウはホワイトボックステストの説明を取り違えています。

    • アブラックボックステストは仕様書に書かれた振る舞いを外から見るので、作った人以外でも組み立てられ、正しい記述です。
    • イ中が見えている前提で、分岐や命令や繰返しをたどって試す道を決めるのがホワイトボックステストなので、正しい記述です。
    • エ入力と出力だけを見るので、中身を書き直してもテストのやり方を変えずに済み、正しい記述です。

    この論点の過去問:令和4年度 ITパスポート試験 問45・平成26年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問34

  9. 9/10問・品質特性

    経費を精算するソフトウェアについて、次のa〜cの良さを品質特性に当てはめた。組合せとして、適切なものはどれか。

    - a 障害で止まった後に、データを障害の前の状態へ戻せる

    - b 社内のパソコンのOSを入れ替えても、そのまま動く

    - c 初めて使う社員でも、短い説明を受けるだけで扱えるようになる

    1. ア a 移植性 / b 信頼性 / c 使用性
    2. イ a 信頼性 / b 移植性 / c 使用性
    3. ウ a 信頼性 / b 使用性 / c 移植性
    4. エ a 使用性 / b 移植性 / c 信頼性
    正解と解説

    正解はイです。

    品質特性は、ソフトウェアの良さをいくつかの見方に分けたものです。障害の後に元へ戻せるかは信頼性、別の環境へ移しても使えるかは移植性にあたります。使う人にとって分かりやすく、覚えやすく、扱いやすいかを見るのが使用性で、短い説明で扱えるようになるcがこれに当たります。

    • アaとbが入れ替わっています。戻せるかを見るaが信頼性で、OSが変わっても動くかを見るbが移植性です。
    • ウbとcが入れ替わっています。環境を移しても動くbが移植性で、人にとっての扱いやすさを見るcが使用性です。
    • エaとcが入れ替わっています。障害の後に戻せるaは信頼性で、使う人の扱いやすさを述べたcが使用性です。

    この論点の過去問:令和6年度 ITパスポート試験 問50・平成25年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問46

  10. 10/10問・導入と移行

    販売の仕組みを入れ替える会社で、次のa〜cの中身を書いた文書の組合せとして、最も適切なものはどれか。

    - a 今の仕組みから新しい仕組みへ切り替えるために、新旧を並べて動かす期間の日取りと、うまくいかなかったときの戻し方

    - b 本番が始まった後に、現場の人が手元に置いて引く、業務ごとの操作の順序

    - c 本番で動いている仕組みに機能を足すにあたり、作業の前に関係者の合意を得ておく、いつ、誰が、何をするかの取決め

    1. ア a 移行計画書 / b 利用者マニュアル / c 導入計画書
    2. イ a 導入計画書 / b 利用者マニュアル / c 移行計画書
    3. ウ a 移行計画書 / b サービスレベル合意書 / c 導入計画書
    4. エ a 利用者マニュアル / b 移行計画書 / c 導入計画書
    正解と解説

    正解はアです。

    移行の計画書に書くのは、今の仕組みから新しい仕組みへいつどうやって移るかで、日取りと、うまくいかなかったときの戻し方も含みます。本番が始まった後に現場の人が手元へ置き、業務ごとにどう操作すればよいかを順に示した文書が利用者マニュアルです。導入の作業を、何をするかを先に決めて関係者の合意を得てから行うための取決めを書いたものが導入計画書です。

    • イaとcが入れ替わっています。新旧の切り替え方を書くaが移行計画書で、機能を足す作業の前に合意を得る取決めのcが導入計画書です。
    • ウサービスレベル合意書は、提供する水準を提供側と利用側が取り決めた文書で、操作の手順は書かれていません。
    • エaとbが入れ替わっています。切り替えの日取りと戻し方は移行計画書に、業務ごとの操作の順序は利用者マニュアルに書きます。

    この論点の過去問:平成26年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問33・令和6年度 ITパスポート試験 問45・令和5年度 ITパスポート試験 問43

問題一覧

正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。

年度別

この分野の問題は 29年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは令和8年度です。年度別に解くと、回ごとにまとめて解けます。