システム開発技術|平成28年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問36
社内で開発したソフトウェアの本番環境への導入に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
- 開発したソフトウェアの規模によらず必ず導入後のシステム監査を行い,監査報告書を作成する必要がある。
- ✓ これが正解ソフトウェア導入に当たっては,実施者,責任者などの実施体制を明確にしておく必要がある。
- ソフトウェア導入は開発作業に比べて短期間に実施できるので,導入手順書を作成する必要はない。
- ソフトウェア導入はシステム部門だけで実施する作業なので,作業結果を文書化して利用部門に伝える必要はない。
解説
手順を省いてよいと言い切る肢は、まず疑ってかかります。
この問いは、肢の語尾を見るだけでかなり絞れます。必ずと言い切るもの、必要はないと言い切るものが並んでいて、残る一つだけが強い言葉を使っていません。導入という作業は、短い期間で終わるように見えても、動いている業務に影響を与えます。だから誰が実施し、誰が責任を持つのかをはっきりさせておくことが要ります。手順を書き残さなくてよい、伝えなくてよいという判断は、影響を受ける側を勘定に入れていません。もう一つ、理由の部分が誤っている肢もあります。理由が成り立たなければ、結論を検討するまでもなく落ちます。当たり前のことを当たり前に述べている肢が、この型では正解になります。強すぎる肯定と、強すぎる否定は、どちらも落ちやすいものです。当たり前のことを当たり前に述べている肢が残ります。強い言葉を探します。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 規模にかかわらず必ずシステム監査を行うという言い方です。監査は規模や危うさに応じて決めるもので、一律に義務づけられてはいません。言い過ぎで落ちます。必ずという語が、この肢を一人で壊しています。強い言葉は探す価値があります。
- 短い期間で済むから手順書は要らない、という言い方です。期間の短さは、手順を残さない理由になりません。省いてよいと言い切る肢です。期間の短さは、手順を残さない理由になりません。省いてよいと言い切っています。短くても要ります。
- 実施する部署だけの作業だから伝えなくてよい、という言い方です。理由の部分がすでに誤っており、影響を受ける側に伝えないという結論も成り立ちません。理由の部分がすでに誤っています。結論を検討する前に落ちます。二重に崩れます。
この問題に関係する言葉
- システム監査情報システムが安全で正しく使われているかを、担当から独立した立場で点検し報告すること。直すべきところを見つけて伝えます。
- 導入
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問36
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