システム開発技術|平成26年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問35
ソフトウェアのテストで使用するブラックボックステストにおけるテストケースの作り方として,適切なものはどれか。
- 全ての分岐が少なくとも 1 回は実行されるようにテストデータを選ぶ。
- 全ての分岐条件の組合せが実行されるようにテストデータを選ぶ。
- 全ての命令が少なくとも 1 回は実行されるようにテストデータを選ぶ。
- ✓ これが正解正常ケースやエラーケースなど,起こり得る事象を幾つかのグループに分けて,各グループが 1 回は実行されるようにテストデータを選ぶ。
解説
分岐や命令を数える三つは、すべて中の作りを見ています。
中を見ない前提で試すやり方が、設問の対象です。だから、中の作りを数える書き方はすべて外れます。分岐や命令を残らず通すという言い方が、それにあたります。分岐の条件を組み合わせて網羅する言い方も、同じ側です。三つとも、白い箱のほうで使う作り方になります。残る一つは、起こりうる出来事を仲間に分ける言い方です。同じ結果になるはずのものをひとまとめにし、各仲間から一つ選びます。入れたものと出てきたものだけを見ているので、黒い箱のほうです。ブラックボックステストの代表的な作り方は二つあります。仲間に分けるやり方と、その境目を狙うやり方です。境目を狙うのは、誤りが境目に集まりやすいからです。白い箱の網羅は、命令から分岐、条件へと厳しくなっていきます。肢の中でいちばん厳しいのは、条件をすべて掛け合わせる形です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 分岐を残らず一度は通すように選ぶと述べています。分岐は中の作りにあたるので、見えている前提です。入れたものと出たものだけでは数えられません。白い箱の作り方を問われたなら、こちらが答えです。白い箱の側にあたります。
- 分岐の条件を組み合わせて通すように選ぶと述べています。こちらも中の作りを数えており、しかも最も厳しい形です。試す数が増える代わりに、見落としが減ります。最も網羅の強い作り方を問われたなら、こちらです。試す数は増えます。
- 命令を残らず一度は通すように選ぶと述べています。命令もまた、中の作りを構成する要素です。三つの網羅のうち、いちばん緩い形にあたります。最も基本の網羅を問われたなら、こちらが答えになります。三つの中で最も緩い形です。
この問題に関係する言葉
- ブラックボックステスト
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問35
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