システム開発技術|平成31年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問47
アジャイル開発の特徴として,適切なものはどれか。
- 大規模なプロジェクトチームによる開発に適している。
- 設計ドキュメントを重視し,詳細なドキュメントを作成する。
- 顧客との関係では,協調よりも契約交渉を重視している。
- ✓ これが正解ウォータフォール開発と比較して,要求の変更に柔軟に対応できる。
解説
短い反復を重ねていくので、要求の変更に柔軟に対応できます。
アジャイル開発は、短い期間の反復を何度も重ねて、動くものを少しずつ育てていく進め方です。一区切りごとに実際に触れる形が手に入るので、依頼した側はそこで確かめて意見を返せます。次の反復でその意見を取り込めば、作り直しの範囲は一区切り分に収まります。最初にすべてを決め切ってから順に進める形と比べると、あとから出てきた求めを受け止めやすくなります。ウォータフォール開発では、前の工程へ戻る費用が大きいので、変更は歓迎されません。そこが両者の分かれ目です。少人数で密に話しながら進め、文書よりも動くものを、契約の交渉よりも依頼した側との協調を重んじます。一区切りは、一週間から四週間ほどの長さに区切られます。終わりごとに一緒に確かめます。要求の変更に柔軟に対応できる、という記述がその特徴に当たります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 大規模なチームによる開発に適している、というのは当てはまりません。短い反復で顔を合わせながら進めるやり方なので、人数が増えるほど話が通らなくなります。大きくするなら分けて組みます。小さく組んで密に動くことが前提になっています。
- 設計のドキュメントを重んじ、詳しい文書を作る、というのは向きが逆です。文書を軽んじるわけではありませんが、包括的な文書よりも動くものを先に置きます。必要な文書は書きますが、量を競いません。重みの置き方が入れ替わっています。
- 協調よりも契約交渉を重視する、というのも裏返しになっています。元の言い方は、契約交渉よりも依頼した側との協調を、というものです。入れ替わっているのは二語だけなので、知らなければどちらが元か分かりません。
この問題に関係する言葉
- アジャイル
- ウォータフォール
- ドキュメント
- 反復
出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問47
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