ITパスポート 平成23年度 秋期 問96
システム開発技術
受入れテストに関する問題
〔中問B・商品販売システムの開発〕〔マネジメント〕M 社では,通販システムを稼働させる前に,〔A さんが書き出したメモ〕の(5)で,稼働の可否を判断する稼働判定会議を実施することにしている。そこで,A さんはこの会議に必要な文書を用意することにした。次の記述中の b,c に入れる適切な文書記号の組合せはどれか。なお,〔A さんが書き出したメモ〕の(1)〜(4)では,既に表 2 に示す文書が作成されている。
〔記述〕 通販システムの稼働判定は,[ b ]の結果を基に実施する。また,[ b ]に記載された内容の過不足の確認は,[ c ]を参照し,判定する。 〔表2 作成された文書〕
| A さんが | 作成された | 文書記号 |
|---|---|---|
| (1) | 従業員や顧客からヒアリングした要求や要望をまとめた文書 | ① |
| (2) | X 社のプログラム設計書 | ② |
| (2) | X 社のテスト報告書 | ③ |
| (3) | 実装すべきシステム要件をまとめた文書 | ④ |
| (4) | M 社のテスト報告書 | ⑤ |
〔選択肢の表〕
| b | c | |
|---|---|---|
| ア | ③ | ① |
| イ | ③ | ④ |
| ウ | ⑤ | ② |
| エ | ⑤ | ④ |
- ア b ③/c ①
- イ b ③/c ④
- ウ b ⑤/c ②
- エ b ⑤/c ④
答えと解説
✓ これが正解エ b ⑤/c ④
解説
M 社のテスト報告書をシステム要件の文書に照らすので、⑤と④です。
二つの空欄を、それぞれ別の手がかりで埋めます。b に入るのは稼働判定の基になる文書で、メモ(5)には M 社がテストした結果を基にと書かれています。したがって b には⑤の M 社のテスト報告書が入ります。③の X 社のテスト報告書は作った側の自己申告なので、発注側の判定には使いません。c は記載内容の過不足を照らす相手で、テストが満たすべき要件を覆っているかを見ます。したがって c には④の実装すべきシステム要件をまとめた文書が入り、b=⑤、c=④ の選択肢が正解です。b に③を置いた選択肢は、二つとも外れます。c に②のプログラム設計書を置いた選択肢も、照らす相手が違います。受入れテストの判定は、自分で試した結果を自分が決めた要件に照らす形です。シラバスも、受入れテストを開発技術の項目に置いています。
ほかの選択肢の解説
- ア b ③/c ①:b に③の X 社のテスト報告書、c に①のヒアリングの文書を組んだ選択肢です。どちらも作成済みの文書ではありますが、判定の基は M 社のテストで、照らす相手もヒアリングの文書では足りません。二か所で違う、最も遠い組です。
- イ b ③/c ④:b に③の X 社のテスト報告書、c に④のシステム要件の文書を組んだ選択肢です。c は合っていますが、b が作った側の自己申告なので発注側の判定になりません。b だけが違う、惜しい組です。
- ウ b ⑤/c ②:b に⑤の M 社のテスト報告書、c に②のプログラム設計書を組んだ選択肢です。b は合っていますが、照らす相手が作り方を書いた設計書です。過不足を見るなら満たすべき要件に照らすので、c が違います。
関連用語
- 受入れテスト発注した側が、頼んだとおりに出来ているかを確かめる最後の試験です。
- 組合せいくつかの中から、向きや順を区別せずに何個かを選ぶ選び方の数です。
- ヒアリングシステム監査で、被監査部門から直接話を聞く監査手続である。
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問96(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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関連問題
- 令和6年度 問33:
業務要件定義に 関する 問題 (受入れテスト) - 令和6年度 問28:
チャットボットに 関する 問題 (ヒアリング) - 令和4年度 問53:
システム 監査人に 関する 問題 (ヒアリング) - 令和2年度 10月 (特別措置試験) 問36
(受入れテスト) - 平成28年度 春期 (特別措置試験) 問42:
ソフトウェア 受入れで 実施する 作業 (ヒアリング)
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