システム開発技術|令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問37
開発対象のソフトウェアを,比較的短い期間で開発できる小さな機能の単位に分割しておき,各機能の開発が終了するたびにそれをリリースすることを繰り返すことで,ソフトウェアを完成させる。一つの機能の開発終了時に,次の開発対象とする機能の優先順位や内容を見直すことで,ビジネス環境の変化や利用者からの要望に対して,迅速に対応できることに主眼を置く開発手法はどれか。
- ✓ これが正解アジャイル
- ウォータフォール
- 構造化
- リバースエンジニアリング
解説
アジャイルは、小さく作って出すことを繰り返す進め方です。
アジャイルは、作るものを小さな機能の単位に分けておき、一つ仕上げるたびに動く形で出す、ということを繰り返して全体を仕上げていく進め方です。区切りごとに、次に何を作るのかという優先順位や中身を見直せるので、途中で事業の環境が変わったり、使う人から新しい要望が出たりしても、そこから向きを変えられます。まとめて設計し、まとめて作り、最後に確かめるやり方では、変化に気づくのが遅くなり、直すための費用も大きくなります。設問が挙げている、短い期間で区切って出し、そのつど見直すという性格が、そのまま見分けの手掛かりになります。残る三つは、上流から順に進める進め方、機能のまとまりに分けて設計する考え方、出来上がったものから設計を読み解く手立てです。よって当てはまるのはアジャイルということになります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ウォータフォールは、要件定義から設計、製造、試験へと、上流から下流へ順に進める進め方です。前の段へ戻りにくいので、途中で優先順位を見直しながら小さく出していくという性格は持っていません。上から下へ順に流れていく形が名前の由来です。
- 構造化は、処理を機能のまとまりに分け、階層に整理しながら設計していく考え方です。設計をどう組み立てるかについての手立てであり、区切って出すことを繰り返すという進め方の名前ではありません。設計の組み立て方についての言葉になります。
- リバースエンジニアリングは、出来上がったものを調べて、その設計や仕様を読み解く手立てです。すでに在るものから遡っていく向きなので、これから作るときの手順を表す言葉ではありません。向きが逆で、遡る側にあたります。
この問題に関係する言葉
- アジャイル
- ウォータフォール
- 構造化
- リバースエンジニアリング
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問37
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