第61回(午前)|理学療法士国家試験
この回には 92問あります。
この回の出題の内わけ
この回は 8科目にわたって出ています。いちばん多いのは臨床医学(28問)です。
この回で出た問題
- 問1関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準1995年)に従って左股関節屈曲を行ったところ、疼痛の訴えはないが図のような状態となったため測定を中断した。この状態の説明で正しいのはどれか。
- 問4次の文により、4、5の問いに答えよ。70歳の男性。右利き。右脳出血による左片麻痺。発症後2週。運動麻痺は左上下肢ともBrunnstrom法ステージⅢ、感覚障害は中等度。座位では、右上下肢で座面や床面を押し、図のような姿勢となる。転倒の危険があり、理学療法士が正中位に修正を試みるが抵抗する。平行棒内立位でも同様に右上下肢で押すため身体は左に傾斜し、立位保持要介助である。
- 問5次の文により、4、5の問いに答えよ。70歳の男性。右利き。右脳出血による左片麻痺。発症後2週。運動麻痺は左上下肢ともBrunnstrom法ステージⅢ、感覚障害は中等度。座位では、右上下肢で座面や床面を押し、図のような姿勢となる。転倒の危険があり、理学療法士が正中位に修正を試みるが抵抗する。平行棒内立位でも同様に右上下肢で押すため身体は左に傾斜し、立位保持要介助である。
- 問658歳の男性。右脳出血による左片麻痺。発症から3か月経過し、Brunnstrom法ステージでは、左下肢Ⅲで中等度の半側空間無視がみられる。ブレーキのかけ忘れが観察されるが、車椅子とベッド、トイレの移乗動作は自力でできる。下衣をあげること、入浴、階段昇降は介助を要する。平地歩行は杖と装具を使用し、介助で30 m歩行することができる。車椅子駆動は可能である。排泄コントロールは良好で食事と整容は自立レベルであった。Barthel Indexで正しいのはどれか。
- 問870歳の男性。COPD。健康のために家の周りを30分程度、1日2回歩くことを日課にしている。最近、緩やかな上り坂を上るときや平坦な道で早歩きをするときに息切れするようになった。この患者のmMRCスケールはどれか。
- 問980歳の男性。食道癌に対する開胸手術翌日で、経口挿管人工呼吸管理中。鼠径部から高用量の昇圧剤を投与して血圧の安定に努めている。理学療法で最も適切なのはどれか。
- 問1012歳の男児。約2か月来の膝関節痛を主訴に近医を受診した。陸上部に所属しているが、特に外傷の既往はない。下腿近位部の腫脹、圧痛、安静時痛を認めた。膝関節の可動域は疼痛のため、著明に制限されていた。単純X線画像およびMRI画像(別冊No. 2)を別に示す。画像所見で異常を指摘され、紹介受診となった。発熱はなく全身状態は良好。血液検査では炎症反応は正常で、ALPの上昇を認めた。最も考えられる疾患はどれか。
- 問11NICUに入院中の低出生体重児。在胎週数30週。腹臥位での姿勢を図に示す。この児に対する適切なポジショニングはどれか。2つ選べ。
- 問1364歳の男性。第6頸髄損傷(AIS A)の診断で回復期リハビリテーション病棟に入院して治療が行われている。リハビリテーション治療前の問診で頭痛の訴えがあり、顔面紅潮、発汗を認めた。血圧を測定したところ、220/100 mmHgであった。この状態で適切なのはどれか。
- 問1460歳の男性。末梢動脈疾患。Fontaine分類Ⅱ度。連続歩行距離が低下しているが、歩行時以外の疼痛はなく、足部の変形は見られない。この患者の連続歩行能力改善に最も適切な理学療法はどれか。
- 問1574歳の女性。起床時に突然回転性めまいを生じ受診したところ、良性発作性頭位めまい症と診断された。発症2日で、寝返り時や起き上がり時に一過性の回転性めまい症状はあるが、歩行安定性に問題はない。理学療法で適切なのはどれか。
- 問1634歳の女性。28歳で再発寛解型の多発性硬化症と診断を受け、再発のため入院した。理学療法実施後、起き上がり時に背中から下方に電撃痛を訴えた。この徴候で正しいのはどれか。
- 問1745歳の男性。筋萎縮性側索硬化症。発症から半年経過しているが、ADLは自立している。主に下肢の筋力低下および鶏歩が認められる。理学療法で最も適切なのはどれか。
- 問1858歳の男性。身長160 cm、体重90 kg、腹囲120 cm、血圧150/90 mmHg。産業医よりメタボリックシンドロームに対する運動を習慣づけるよう指示された。最も適切な運動形式はどれか。
- 問1970歳の男性。陳旧性心筋梗塞。独居生活をしていたが、定期検査のため内科病棟に1週間入院したところ、入院前に比べて階段昇降ができなくなり、歩行距離も30 m程度まで低下した。この状態の説明で最も適切なのはどれか。
- 問21深部反射と反射中枢の組合せで正しいのはどれか。
- 問22安静立位姿勢における重心線の通る位置で正しいのはどれか。
- 問23COPDのADL動作で最も息切れが生じやすいのはどれか。
- 問24両側支柱付き長下肢装具の適合判定で正しいのはどれか。
- 問25有酸素運動を用いた長期間の運動療法で増加するのはどれか。
- 問26運動学習の組合せで正しいのはどれか。
- 問27SF-36で正しいのはどれか。
- 問283群以上の連続変数の平均値の差を検定するのはどれか。
- 問2925 cmの高さの段差にスロープを設置する。車椅子の自走を想定した場合のスロープの長さで最も適切なのはどれか。
- 問30半月板損傷の診断に有用なテストはどれか。2つ選べ。
- 問31ICFで「活動と参加」に含まれるのはどれか。
- 問32加齢による筋萎縮の理学療法で最も適切なのはどれか。
- 問33SIASの評価で正しいのはどれか。
- 問34装具と疾患の組合せで適切なのはどれか。
- 問35Down症候群の乳児に対する家族指導で最も優先度が低いのはどれか。
- 問36慢性疼痛で正しいのはどれか。
- 問37注意障害を評価する検査法はどれか。
- 問38腕神経叢損傷の病態で適切なのはどれか。
- 問39運動計画で外的刺激情報を反映した運動の準備に最も関わるのはどれか。
- 問40Hoehn&Yahrの重症度分類ステージⅡと判断する症状はどれか。
- 問41大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン2020年改訂版(日本循環器学会)に基づく、大動脈解離のリハビリテーション治療の開始基準において、患者のバイタルサインと管理状態の組合せで基準範囲内にあるのはどれか。
- 問43術後廃用症候群と予防の組合せで正しいのはどれか。
- 問44COPD患者で増加するのはどれか。2つ選べ。
- 問45呼吸に対する腹臥位の効果で正しいのはどれか。
- 問46関節リウマチに対する理学療法で最も適切なのはどれか。
- 問47中枢神経系の感染症と病原体の組合せで誤っているのはどれか。
- 問48評価における統合・解釈で誤っているのはどれか。
- 問49職業倫理で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 問50災害時に被災者の生活機能を中心に支援を行うチームはどれか。
- 問51三角骨に接するのはどれか。
- 問52白線がある筋はどれか。
- 問53中心後回に位置するのはどれか。
- 問54外側毛帯が伝える感覚情報はどれか。
- 問55動脈で正しいのはどれか。
- 問56呼吸器で正しいのはどれか。
- 問57自由神経終末が受容するのはどれか。
- 問58左下肢の運動時の図を示す。左上前腸骨棘のすぐ遠位に筋緊張を触知する筋はどれか。
- 問59身体構造と神経の組合せで正しいのはどれか。
- 問61骨格筋の筋線維で正しいのはどれか。
- 問62感覚受容器でないのはどれか。
- 問63長期にわたる持久力トレーニングの影響を受けにくいのはどれか。
- 問64交感神経で正しいのはどれか。
- 問65血液凝固でフィブリノゲンをフィブリンに変化させるのはどれか。
- 問66腸管におけるカルシウム吸収を低下させるのはどれか。2つ選べ。
- 問67昇圧作用を持つのはどれか。2つ選べ。
- 問68基礎代謝で正しいのはどれか。
- 問69力学で誤っているのはどれか。
- 問70運動軸が1つの関節はどれか。2つ選べ。
- 問71血液供給を伴うのはどれか。
- 問72体幹の回旋運動を図に示す。この運動に作用するのはどれか。
- 問73荷重応答期で遠心性収縮するのはどれか。2つ選べ。
- 問74膝関節で正しいのはどれか。
- 問75再生能力が最も高いのはどれか。
- 問76病因のうち物理的要因はどれか。2つ選べ。
- 問77急性炎症初期にみられないのはどれか。
- 問78転移で誤っているのはどれか。
- 問79自動販売機で飲料を買う手順において、陳述記憶が必要なのはどれか。
- 問80質問紙法はどれか。
- 問81絶対臥褥を行うのはどれか。
- 問82ICFの概念モデル(生物心理社会モデル)に含まれる構成要素はどれか。
- 問83多発性硬化症のリハビリテーション治療で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 問84Parkinson病の治療薬はどれか。
- 問85遠城寺式乳幼児分析的発達検査で獲得される時期が最も早いのはどれか。
- 問86頭部MRIと比較したとき、頭部CTで正しいのはどれか。
- 問87アスピリンの主作用はどれか。
- 問88一次救命処置で最初に確認するのはどれか。
- 問89成人男性に好発するのはどれか。
- 問90外傷性脊髄損傷で正しいのはどれか。
- 問91感覚障害を合併するのはどれか。2つ選べ。
- 問92慢性腎臓病の臨床所見はどれか。
- 問93悪性の骨軟部腫瘍が疑われる場合、診断確定に最も重要なのはどれか。
- 問94緩和期のがんのリハビリテーション医療で正しいのはどれか。
- 問95認知症で最も頻度が高いのはどれか。
- 問96機能性神経学的症状症/変換症〈転換性障害〉で正しいのはどれか。
- 問97Wilson病で代謝に異常がみられるのはどれか。
- 問99健常成人の脳波で、安静閉眼時の基礎律動はどれか。
- 問100ベンゾジアゼピン系睡眠薬を定期的に内服している患者が「副作用が心配なので内服をやめたい」と訴えた。適切な声かけはどれか。2つ選べ。
正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。