第61回 午前 問21
理学療法評価学
深部反射に関する問題
深部反射と反射中枢の組合せで正しいのはどれか。
- 1上腕二頭筋反射 C3・C4
- 2上腕三頭筋反射 C4・C5
- 3腕橈骨筋反射 C5・C6
- 4膝蓋腱反射 T12・L1
- 5アキレス腱反射 L3・L4
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✓ これが正解3腕橈骨筋反射 C5・C6
解説
腕橈骨筋反射の反射中枢はC5・C6です。
深部反射(腱反射)は、腱を叩いて筋を急に伸ばしたときに、その筋が反射的に縮む反応です。反射の経路が通る脊髄の高さを反射中枢といい、どの反射が弱くなったり強くなったりしたかで、障害された脊髄や神経根の高さを推定する手がかりになります。
代表的な対応として、上腕二頭筋反射と腕橈骨筋反射はC5・C6、上腕三頭筋反射はC6からC8(主にC7)、膝蓋腱反射はL2からL4、アキレス腱反射はS1・S2とされています。これに照らすと、腕橈骨筋反射をC5・C6とする組合せだけが合っています。ほかの組合せは、それぞれ1〜2髄節ずつ高い位置や低い位置にずれています。
したがって、腕橈骨筋反射とC5・C6の組合せが正しい答えです。上肢は二頭筋と腕橈骨筋がC5・C6、三頭筋がC7、下肢は膝がL4前後、アキレス腱がS1、と体の上から順に並べて覚えると整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1上腕二頭筋反射 C3・C4:上腕二頭筋反射の反射中枢はC5・C6です。C3・C4は横隔膜を動かす神経が出る高さに近く、上腕二頭筋反射の中枢としては高すぎます。
- 2上腕三頭筋反射 C4・C5:上腕三頭筋反射の反射中枢はC6からC8で、主にC7とされます。C4・C5は高すぎる位置で、上腕二頭筋よりも上の髄節を指していることになります。
- 4膝蓋腱反射 T12・L1:膝蓋腱反射の反射中枢はL2からL4です。T12・L1は胸髄と腰髄の境目あたりで、大腿四頭筋を支配する髄節よりも上に位置しています。
- 5アキレス腱反射 L3・L4:アキレス腱反射の反射中枢はS1・S2です。L3・L4はむしろ膝蓋腱反射の中枢に近く、下腿三頭筋を支配する髄節よりも上にずれています。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問21(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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