第61回 午前 問57
生理学
自由神経終末が受容するの
自由神経終末が受容するのはどれか。
- 1圧覚
- 2関節の動き
- 3筋の伸展
- 4触覚
- 5痛覚
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✓ これが正解5痛覚
解説
自由神経終末は主に痛覚を受容します。
皮膚や筋、関節には、受け取る刺激の種類ごとに形の違う感覚受容器があります。この問は、自由神経終末が受け取る感覚を選ぶ問題です。
自由神経終末は、神経の先端が特別な被膜に包まれずに枝分かれして終わる受容器で、皮膚や内臓など全身に広く分布しています。主に痛覚や温度の感覚を受け取ります。痛みは体の危険を知らせる大切な感覚なので、特別な構造をもたない自由神経終末が、体のさまざまな場所で受け取る仕組みになっています。ほかの肢は、被膜に包まれた特別な受容器や、筋や関節の中の受容器が主に受け取る感覚です。
したがって、自由神経終末が受容するのは痛覚です。被膜のない自由神経終末は痛みと温度、被膜に包まれた小体は触覚や圧覚や振動、と覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1圧覚:圧覚や振動は、主に被膜に包まれた層板状の受容器であるPacini小体などが受け取ります。自由神経終末が主に受け取る感覚ではありません。
- 2関節の動き:関節の動きや位置の感覚は、関節包や靱帯にあるRuffini終末などの関節受容器や、筋紡錘が受け取ります。自由神経終末の主な役割ではありません。
- 3筋の伸展:筋の伸展は、筋の中にある筋紡錘が受け取ります。筋紡錘は筋の長さの変化を感じ、伸張反射のきっかけをつくる受容器です。
- 4触覚:触覚は、主にMeissner小体やMerkel盤などの受容器が受け取ります。自由神経終末にも粗い触覚にかかわるものがありますが、主な役割は痛覚と温度の感覚です。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問57(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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