第61回 午前 問47
臨床医学
中枢神経系の感染症と病原体の組合せで誤っているのはどれか。
- 1Creutzfeldt-Jakob病 プリオン
- 2エイズ脳症 ウイルス
- 3進行麻痺 スピロヘータ
- 4日本脳炎 ウイルス
- 5急性灰白髄炎〈ポリオ〉 細菌
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✓ これが正解5急性灰白髄炎〈ポリオ〉 細菌
解説
急性灰白髄炎の病原体はウイルスで、細菌ではありません。
中枢神経系の感染症は、病原体の種類と結び付けて覚えておく必要があります。この問は、疾患と病原体の組合せのうち、誤っているものを選ぶ問題です。
急性灰白髄炎(ポリオ)は、ポリオウイルスが脊髄の前角にある運動神経の細胞を侵し、手足に弛緩性の麻痺を起こす病気です。病原体はウイルスなので、細菌と組み合わせたものは誤りになります。ほかの組合せは正しく、Creutzfeldt-Jakob病は異常なたんぱく質であるプリオン、エイズ脳症はヒト免疫不全ウイルス、進行麻痺は梅毒の病原体であるスピロヘータ(梅毒トレポネーマ)、日本脳炎は蚊が媒介する日本脳炎ウイルスによって起こります。
したがって、誤っているのは急性灰白髄炎と細菌の組合せです。ポリオは名前にウイルスが付かなくてもウイルス感染症である、と覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1Creutzfeldt-Jakob病 プリオン:Creutzfeldt-Jakob病は、プリオンと呼ばれる異常な形のたんぱく質が脳にたまって起こる病気です。プリオンとの組合せは正しく、誤りを選ぶこの問の答えにはなりません。
- 2エイズ脳症 ウイルス:エイズ脳症は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染が脳に及んで、認知機能の低下などを起こす病気です。ウイルスとの組合せは正しい対応です。
- 3進行麻痺 スピロヘータ:進行麻痺は、梅毒の病原体である梅毒トレポネーマが脳を侵して起こる病気です。梅毒トレポネーマはスピロヘータの仲間なので、この組合せは正しい対応です。
- 4日本脳炎 ウイルス:日本脳炎は、蚊が媒介する日本脳炎ウイルスによって起こる脳炎です。ウイルスとの組合せは正しく、誤りを選ぶこの問の答えではありません。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問47(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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