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第61回 午前 問32

理学療法治療学

加齢による筋萎縮の理学療法で最も適切なのはどれか。

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✓ これが正解3抗重力筋の筋力トレーニングを実施する。

解説

加齢による筋萎縮には抗重力筋の筋力トレーニングが有効です。

加齢による筋萎縮(サルコペニア)では、筋の量と力が少しずつ落ち、立ち上がりや歩行、転倒のしやすさに影響します。特に、大腿四頭筋や殿筋、脊柱起立筋などの、重力に逆らって姿勢を保つ抗重力筋の衰えが日常生活の動作に直結します。

そのため、抗重力筋を対象にした筋力トレーニングを行うことが理学療法の中心になります。椅子からの立ち上がりやスクワットなど、日常の動作に近い運動で負荷をかけると、生活での動作の改善にもつながります。また加齢では、速く強い力を出す速筋線維(Type Ⅱ線維)が細くなりやすいことが知られています。ほかの肢は、実施の期間、優先する筋線維の種類、対象者の範囲、負荷の大きさのいずれかが適切ではありません。

したがって、抗重力筋の筋力トレーニングを実施することが最も適切です。高齢者の筋力トレーニングは、抗重力筋を中心に、安全な負荷で長く続けることが大切だと覚えておきましょう。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問32(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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