第61回 午前 問80
臨床医学
質問紙法に関する問題
質問紙法はどれか。
- 1BDI-Ⅱ
- 2BPRS
- 3HAM-D〈HRS-D〉
- 4HDS-R
- 5PANSS
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✓ これが正解1BDI-Ⅱ
解説
BDI-Ⅱは本人が記入する質問紙法の抑うつ尺度です。
心理検査や症状の評価尺度は、本人が質問に答えて記入する質問紙法(自己記入式)と、検者が面接や観察をして評価する方法に分けられます。この問は、その中から質問紙法を選ぶ問題です。
BDI-Ⅱ(ベック抑うつ質問票第2版)は、抑うつの程度を調べるための質問紙で、悲しさや興味の喪失、睡眠や食欲の変化などについての質問に、本人が自分で当てはまるものを選んで答えます。採点が簡単で短時間で行えるため、抑うつのスクリーニングにも広く使われています。ほかの肢は、検者が面接で症状を評価する尺度や、検者が口頭で質問して答えを確かめる認知機能の検査です。
したがって、質問紙法はBDI-Ⅱです。本人が記入するのか、検者が面接して評価するのか、という実施の仕方で尺度を区別して覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2BPRS:BPRS(簡易精神症状評価尺度)は、面接と観察をもとに、検者が幻覚や不安などの精神症状の程度を評価する尺度です。本人が記入する質問紙法ではありません。
- 3HAM-D〈HRS-D〉:HAM-D(ハミルトンうつ病評価尺度)は、検者が面接を行って、抑うつの症状の重さを評価する尺度です。同じ抑うつの評価でも、本人記入のBDI-Ⅱとは方法が異なります。
- 4HDS-R:HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)は、検者が口頭で質問し、記憶や見当識などの認知機能を調べる検査です。本人が記入する質問紙ではありません。
- 5PANSS:PANSS(陽性・陰性症状評価尺度)は、主に統合失調症の症状を、検者が面接で評価する尺度です。質問紙に本人が記入する形式ではありません。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問80(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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