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第61回 午前 問41

理学療法治療学

大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン2020年改訂版(日本循環器学会)に基づく、大動脈解離のリハビリテーション治療の開始基準において、患者のバイタルサインと管理状態の組合せで基準範囲内にあるのはどれか。

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✓ これが正解1RASS  -1

解説

RASS −1は開始基準の範囲内にあります。

大動脈解離の患者は、急性期に安静を保ちすぎると筋力や体力が落ちるため、状態が落ち着いたら早めにリハビリテーション治療を始めることが勧められます。ただし、開始してよいかどうかは、意識や鎮静の状態、体温、呼吸、酸素の状態などのバイタルサインと管理の状態が、決められた基準の範囲にあるかで判断します。

RASS(Richmond Agitation-Sedation Scale)は、興奮から深い鎮静までを数値で表す尺度で、0が意識清明で落ち着いた状態、マイナスが鎮静の方向を表します。−1は、少しうとうとしているが声をかけるとすぐに目を開けて目を合わせられる状態で、軽い鎮静の範囲にあり、リハビリテーション治療を始めてよい範囲に入ります。ほかの肢は、高い熱、強い頻呼吸、明らかな低酸素、高い濃度の酸素が必要な状態を示しており、いずれも体の状態が不安定であることを表しています。

したがって、基準範囲内にあるのはRASS −1です。開始基準は、軽い鎮静で、熱、呼吸、酸素の状態が安定していることが前提、と覚えておきましょう。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問41(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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