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ネットワーク|ITパスポート試験

この分野には 206問あります。くり返し出ているものから並べています。

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この分野の用語(43語)

この分野の出題のようす

この分野の問題が出た回のうち、新しい8回では1回に5〜12問出ています。

回この分野の問数
令和8年度6問
令和7年度6問
令和6年度7問
令和5年度6問
令和4年度5問
令和3年度7問
令和2年度 10月 特別措置試験12問
令和元年度 秋期 特別措置試験9問

この分野でくり返し出ている用語はLAN(45問)・プロトコル(38問)・IPアドレス(34問)・無線LAN(27問)・DNS(22問)です。問題が多い回は平成31年度 春期 特別措置試験(13問)・令和2年度 10月 特別措置試験(12問)・平成30年度 秋期 特別措置試験(10問)です。

この分野でいちばん新しい出題は令和8年度 問81です。

この分野の206問のうち、9問はほかの回にも同じ内容で出ています。

ITパスポートの「ネットワーク」を過去問の数で見る

この分野には、平成21年度春期から令和8年度までの29回の試験から206問を収めています。令和4〜8年度の5回では30問で、1回あたり6.0問でした。それより前の24回は176問で、1回あたり7.3問です。

よく出る論点

論点は、各問の解説に付けた用語を束ねて数えています。1問がいくつかの論点にまたがって入ることがあります。

IPアドレスとDHCP・NAT(41問・25回)

IPアドレスは、どのネットワークかを表す前半と、その中のどの機器かを表す後半に分かれます。その境目を示す値がサブネットマスクです。DHCPサーバは、つないだ機器にIPアドレスを自動で割り当て、サブネットマスクとデフォルトゲートウェイのIPアドレスも知らせます。サブネットマスクが255.255.255.0のとき、末尾が0のアドレスはネットワーク全体を表すので、個々の機器には付けません。プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互に変換するのは、アドレス変換の役目です。

問: 令和5年度 問97・平成23年度特別 問86(平成21年度〜令和8年度)

無線LAN(ESSID・暗号化)(34問・18回)

ESSIDは無線LANのネットワークに付ける名前で、つなぐ機器の画面に一覧として並びます。名前なので、それ自体に接続を許すかどうかを決める働きはありません。WPA2は、無線でやり取りする中身を読まれないように守る暗号化の方式です。近くの親機と同じ周波数帯の近いチャネル番号を使って電波がぶつかり、速度が落ちたときは、空いている番号へ移します。

問: 平成29年度春期 問85・平成27年度春期 問71(平成23年度〜令和8年度)

LANの機器(ハブ・ルータ・MACアドレス)(34問・20回)

ハブは、同じ構内で機器どうしをつなぐ集線の装置で、外への出入り口にはなりません。ルータは別々のネットワークの渡り継ぎに立ち、宛先のIPアドレスを見て、経路の表から次に渡す相手を選びます。デフォルトゲートウェイは、構内から外へ出るときに最初に渡す相手で、二つのネットワークをまたぐルータがこれに当たります。プロキシサーバは、内側のPCに代わって外のサーバへつなぎ、受け取った結果を内側へ渡します。

問: 平成28年度秋期 問64・平成29年度秋期 問78・平成31年度春期 問58(平成21年度〜令和8年度)

DNSとドメイン名・URL(29問・20回)

人が読めるドメイン名と、機器が使うIPアドレスを結び付けて管理するのがDNSです。名前は階層に分けて管理され、問い合わせは上から順にたどられます。DNSが答えられないと、相手の機器が動いていても名前ではたどり着けません。

問: 令和7年度 問58・令和8年度 問65(平成21年度〜令和8年度)

メールの送受信(SMTP・POP・IMAP)(21問・18回)

送信に使うのはSMTPで、メールソフトからサーバへ、さらにサーバどうしで宛先まで運びます。受信にはPOPとIMAPの2つがあります。POPはサーバから手元の機器へ取り込み、IMAPはサーバに置いたまま読むので、パソコンとスマートフォンから同じ状態のメールボックスを見られます。

問: 令和8年度 問68・令和4年度 問87(平成21年度〜令和8年度)

近距離の無線とIoTの通信(20問・12回)

BLEはBluetoothの規格に含まれる省電力の仕様で、必要なときだけ電波を出すので、小さな電池で長く動かせます。LPWAは送るデータの量を絞るかわりに、無線LANより広い範囲へ届き、消費する電力は携帯電話の通信規格よりかなり少なく抑えます。

問: 令和8年度 問81・令和8年度 問76(平成28年度〜令和8年度)

取り違えやすい組

空白を除いて30字以下の短い誤りの選択肢に、別の問の解説で用語として挙げた語が入っていた問を、その問の用語と組にして数えました。

組見分け方その組が出た問
SMTPと、POP・IMAPSMTPは送る側の取決めで、手元からサーバへ、サーバからサーバへ運びます。POPとIMAPは受け取る側で、POPは手元へ取り込み、IMAPはサーバに置いたまま読みます。POPとSMTP 9問・POP3とSMTP 6問・IMAPとSMTP 5問・IMAPとPOP3 4問(令和8年度 問68・平成29年度秋期 問83 など)
DNSと、IPアドレス・ドメイン名DNSが対応付けるのはドメイン名とIPアドレスです。IPアドレスとMACアドレスの対応付けや、IPアドレスで経路を選ぶ働きは、別の仕組みが受け持ちます。DNSとIPアドレス 5問・IPアドレスとドメイン名 5問・DNSとドメイン名 3問(平成31年度春期 問57・平成30年度秋期 問64 など)
ESSIDと、IPアドレス・MACアドレス・WPA2ESSIDはネットワークに付ける名前で、同じ名前を複数の端末が共有します。機器を1台ずつ見分ける番号はMACアドレスで、中身を守る暗号化の方式がWPA2です。ESSIDとIPアドレス 4問・ESSIDとMACアドレス 3問・ESSIDとWPA2 3問(平成29年度春期 問85・平成28年度秋期 問68 など)
BLEとPLCPLCは電力線に信号を重ねて送る方式で、無線ではありません。BLEは近くの機器どうしを無線でつなぐ省電力の仕様です。3問(令和3年度 問80・令和7年度 問56 など)

最近の出方

令和4〜8年度の5回と、それより前の24回を、1回あたりの問の数で比べました。最近の5回は回の数が少ないので、1問の違いで1回あたり0.2問動きます。この幅を超えて動いた論点は9つです。増えたのは近距離の無線とIoTの通信(0.54問→1.40問)、プロトコルとポート番号(0.54問→1.40問)、DNSとドメイン名・URL(0.88問→1.60問)、携帯電話の通信(0.38問→1.00問)、メールの送受信(0.67問→1.00問)、メールの宛先とメーリングリスト(0.29問→0.60問)でした。減ったのは通信回線(0.62問→0.20問)、伝送速度の計算(0.33問→0.00問)、無線LAN(1.21問→1.00問)です。伝送速度の計算は8問で、最後に出たのは令和2年度でした。

進め方

問の多い「IPアドレスとDHCP・NAT」「無線LAN」「LANの機器」の3つから解くと、この分野の206問のうち86問に当たります(2つ以上の論点に入る問は1問と数えています)。続けてDNSとメールの送受信を解き、上の表の組を見比べると、名前と番号のどちらを扱う仕組みか、送る側か受け取る側かを続けて確かめられます。この分野の全問は ネットワークの過去問 から解けます。

対策問題(オリジナル)

過去問の傾向をもとに作ったオリジナルの問題です。本試験の問題ではありません。

  1. 1/10問・IPアドレスとDHCP・NAT

    あるPCのIPアドレスは192.168.1.10で、サブネットマスクは255.255.255.0である。次のIPアドレスのうち、このPCと同じネットワークに属する機器のものはどれか。

    1. ア 192.168.2.10
    2. イ 192.169.1.10
    3. ウ 192.168.1.200
    4. エ 192.168.10.1
    正解と解説

    正解はウです。

    サブネットマスクは、IPアドレスの先頭から何ビットをネットワークを表す部分に使うかを決めます。255.255.255.0なら先頭の24ビット、つまり左から3つの区切りまでがネットワークを表します。192.168.1までが同じなのは192.168.1.200だけなので、これが同じネットワークの機器です。

    • ア3つ目の区切りが2で、ネットワークを表す部分の192.168.1と一致しないので、別のネットワークです。
    • イ2つ目の区切りが169で、ネットワークを表す部分が一致しないので、別のネットワークです。
    • エ3つ目の区切りが10で、ネットワークを表す部分の192.168.1と一致しないので、別のネットワークです。

    この論点の過去問:令和5年度 ITパスポート試験 問97・平成23年度 特別 ITパスポート試験 問86

  2. 2/10問・IPアドレスとDHCP・NAT

    家庭のルータは、家の中のPCやスマートフォンに192.168.0.xの形のIPアドレスを使わせている。これらの機器がインターネットへ出るときは、ルータが送り元のアドレスを、プロバイダから割り当てられた1つのアドレスに書き換えて送り出し、返ってきた通信は元の機器のアドレスに書き戻して届ける。この書き換えの働きはどれか。

    1. ア NAT
    2. イ DHCP
    3. ウ DNS
    4. エ MACアドレスフィルタリング
    正解と解説

    正解はアです。

    NATは、組織や家庭の中で使うプライベートIPアドレスと、インターネットで使うグローバルIPアドレスを相互に変換します。出口の機器が中のアドレスを外向けのアドレスへ書き換えて送り、返るときは書き戻して元の機器へ届けます。限られた数の外向けのアドレスを、家の中の機器で分け合えます。

    • イDHCPは、つないだ機器にIPアドレスを自動で割り当てる仕組みで、送り出す通信のアドレスを書き換える働きではありません。
    • ウDNSは、ドメイン名とIPアドレスを対応付ける仕組みで、内と外のアドレスを書き換える働きではありません。
    • エMACアドレスフィルタリングは、登録した番号を持つ機器だけを無線LANにつなげる仕組みで、アドレスの書き換えはしません。

    この論点の過去問:令和元年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問65・令和8年度 ITパスポート試験 問65

  3. 3/10問・無線LAN(ESSID・暗号化)

    ESSIDに関する記述のうち、誤っているものはどれか。

    1. ア ESSIDは無線LANのネットワークに付ける名前で、つなぐ機器の画面に一覧として表示される。
    2. イ 複数の親機に同じESSIDを付けておくと、利用者が移動しても同じネットワークとして扱える。
    3. ウ ESSIDを一覧に出さない設定にしても、名前を知っている人は手で入力して接続を試せる。
    4. エ 無線LANでTCP/IPの通信をするとき、通信の宛先はIPアドレスではなくESSIDで指定する。
    正解と解説

    正解はエです。

    ESSIDは、どの無線LANにつなぐかを選ぶための名前で、IPアドレスの代わりにはなりません。無線でつないだ後も、通信の宛先の指定にはIPアドレスが使われます。ほかの3つは、ESSIDの説明として正しい記述です。

    • アESSIDはネットワークを見分けるための名前で、つなぐ機器の画面に一覧として並ぶので、正しい記述です。
    • イ同じ名前を複数の親機に付ければ、移動しても同じネットワークとして扱えるので、正しい記述です。
    • ウ名前を一覧に出さなくしても、名前を知っていれば手で入力してつなげるので、正しい記述です。

    この論点の過去問:令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問88・平成29年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問85・令和6年度 ITパスポート試験 問70

  4. 4/10問・無線LAN(ESSID・暗号化)

    無線LANの設定と、その設定で得られることの組合せとして、適切なものはどれか。

    1. ア ESSIDのステルス化 ── 端末の一覧に名前が出なくなり、見つけて試しにつながれる見込みが下がる。
    2. イ WPA2による暗号化 ── 登録していないMACアドレスの機器からの接続を拒める。
    3. ウ MACアドレスフィルタリング ── 電波を拾われても、やり取りの中身を読まれなくなる。
    4. エ 使う無線チャネルの変更 ── 暗号の合言葉が漏れても、やり取りの中身を守れる。
    正解と解説

    正解はアです。

    ステルス化は、親機が周りへ知らせているESSIDを止める設定で、端末の一覧にその名前が並ばなくなります。知らない人が見つけて試しにつなぐ入り口が減るので、不正に接続される見込みが下がります。下がるのは見込みだけで、暗号化や接続してよい相手の確認は別の設定で行います。

    • イWPA2は通信の中身を暗号化する規格で、登録した機器以外を拒むのはMACアドレスフィルタリングです。
    • ウMACアドレスフィルタリングは誰をつながせるかを絞る仕組みで、通信の中身を暗号で包むものではありません。
    • エチャネルを変えて改善するのは、ほかの無線LANとの干渉で遅くなったときで、中身を守る働きはありません。

    この論点の過去問:令和6年度 ITパスポート試験 問70・令和8年度 ITパスポート試験 問59・令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問88

  5. 5/10問・LANの機器(ハブ・ルータ・MACアドレス)

    社内のPCから、同じLANにあるプリンタへは印刷できる。ところが、インターネット上のWebサイトには、ドメイン名で指定してもIPアドレスで直接指定してもつながらない。PCの設定のうち、最初に誤りを疑うものはどれか。

    1. ア DNSサーバのIPアドレス
    2. イ デフォルトゲートウェイのIPアドレス
    3. ウ PCのMACアドレス
    4. エ プリンタのIPアドレス
    正解と解説

    正解はイです。

    デフォルトゲートウェイは、構内のネットワークから外へ出るときに最初に渡す相手で、ふつうは二つのネットワークをまたぐルータです。この設定を誤ると、同じ構内へは届くのに外へは出られません。IPアドレスで直接指定してもつながらないので、名前を引くDNSではなく、外への出口の設定を先に疑います。

    • アDNSが答えられないと名前ではたどり着けませんが、この場面はIPアドレスで直接指定してもつながらないので、名前を引く設定だけでは説明できません。
    • ウMACアドレスは機器に割り当てられた番号で、同じLANのプリンタへ届いている以上、ここが原因とはいえません。
    • エプリンタへは印刷できているので、プリンタのアドレスは外へ出られないことと関係しません。

    この論点の過去問:平成31年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問58・令和8年度 ITパスポート試験 問65・令和5年度 ITパスポート試験 問97

  6. 6/10問・LANの機器(ハブ・ルータ・MACアドレス)

    ある会社では、社内のPCがWebサイトを見るとき、PCは外のWebサーバへ自分でつながず、社内に置いた1台の機器に頼む。その機器がPCに代わってWebサーバとやり取りし、受け取った内容をPCへ渡す。どのPCがどこを見たかの記録も、この機器に残せる。この機器はどれか。

    1. ア ハブ
    2. イ ルータ
    3. ウ DHCPサーバ
    4. エ プロキシサーバ
    正解と解説

    正解はエです。

    プロキシサーバは、内側の機器に代わって外へつなぎ、受け取ったものを内側へ渡す代理役です。内側と外側の間に立つので、どこへ行ったかの記録を残すことや、同じものを覚えておいて次から速く返すこともできます。問の機器は、PCに代わってWebサーバとやり取りしているので、これに当たります。

    • アハブは同じ構内で機器どうしをつなぐ集線の装置で、PCに代わって外のサーバとやり取りすることはしません。
    • イルータは宛先を見て次に渡す相手を選び、通信を中継する機器で、PCの代わりに相手とやり取りして内容を受け取る代理役ではありません。
    • ウDHCPサーバは、つないだ機器にIPアドレスなどを自動で配る役で、外とのやり取りを代わりに行う役ではありません。

    この論点の過去問:令和7年度 ITパスポート試験 問57・平成28年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問64

  7. 7/10問・DNSとドメイン名・URL

    あるWebサイトに、ブラウザでIPアドレスを直接入れると開けるのに、ドメイン名で入れると開けない。ほかの設定に誤りは無い。うまく働いていないおそれが最も大きいものはどれか。

    1. ア PCにIPアドレスを配るDHCPサーバ
    2. イ そのWebサイトのWebサーバ
    3. ウ 名前を問い合わせる先のDNSサーバ
    4. エ メールを送るときに使うSMTPサーバ
    正解と解説

    正解はウです。

    DNSは、人が読めるドメイン名とIPアドレスを対応付け、名前を渡されるとIPアドレスを返します。この仕組みが答えないと、相手が動いていても名前ではたどり着けません。IPアドレスなら開けるのでWebサーバとPCの通信は動いており、名前を引く段だけが止まっています。

    • アDHCPサーバが働かずPCにアドレスが配られていなければ、IPアドレスを直接入れても開けないはずです。
    • イIPアドレスを直接入れれば開けるので、Webサーバそのものは動いています。
    • エSMTPはメールを送るための取決めで、Webサイトを名前で開けるかどうかには関わりません。

    この論点の過去問:令和7年度 ITパスポート試験 問58・令和8年度 ITパスポート試験 問65・令和4年度 ITパスポート試験 問87

  8. 8/10問・メールの送受信(SMTP・POP・IMAP)

    電子メールのプロトコルに関する記述のうち、誤っているものはどれか。

    1. ア SMTPは、メールソフトからメールサーバへ送るときと、サーバからサーバへ運ぶときに使われる。
    2. イ POPで受け取ると、サーバに届いたメールは手元の機器に取り込まれて、そこで読まれる。
    3. ウ IMAPで受け取ると、メールをサーバに置いたまま読むので、別の機器からも同じ状態のメールボックスを見られる。
    4. エ スマートフォンで書いたメールを送るときは、受信と同じくIMAPが使われる。
    正解と解説

    正解はエです。

    メールは、送るときと受け取るときで別のプロトコルを使います。送信に使うのはSMTPで、IMAPはサーバに置いたメールを読む受信のためのものなので、メールを送るのには使いません。ほかの3つは正しい記述です。

    • アSMTPはメールソフトからサーバへ渡し、さらにサーバどうしで宛先へ届けるところまでを担うので、正しい記述です。
    • イPOPはサーバに届いたメールを手元の機器へ取り込み、そこで読む方式なので、正しい記述です。
    • ウIMAPはサーバに置いたまま読み書きするので、パソコンでもスマートフォンでも同じ状態を見られ、正しい記述です。

    この論点の過去問:令和8年度 ITパスポート試験 問68・令和4年度 ITパスポート試験 問87

  9. 9/10問・メールの送受信(SMTP・POP・IMAP)

    AさんがBさんへメールを送り、BさんがそれをPCで読む。次のa〜cのうち、SMTPが使われる場面を過不足なく挙げているものはどれか。

    - a Aさんのメールソフトが、書いたメールをAさん側のメールサーバへ渡す。

    - b Aさん側のメールサーバが、そのメールをBさん側のメールサーバへ運ぶ。

    - c Bさんのメールソフトが、Bさん側のメールサーバに届いたメールをPCへ取り込む。

    1. ア a
    2. イ a,b
    3. ウ a,b,c
    4. エ b,c
    正解と解説

    正解はイです。

    SMTPは送信に使うプロトコルで、メールソフトからサーバへ渡すところと、サーバどうしで宛先へ届けるところを受け持ちます。aとbがこれに当たります。cは届いたメールを手元へ取り込む受信の場面で、POPなどの受信のプロトコルが使われます。

    • アサーバからサーバへ運ぶbもSMTPの受け持ちなので、aだけでは足りません。
    • ウcは届いたメールを手元へ取り込む受信の場面で、SMTPではなくPOPなどが使われます。
    • エcは受信の場面でSMTPを使わず、メールソフトからサーバへ渡すaが抜けています。

    この論点の過去問:令和8年度 ITパスポート試験 問68・令和4年度 ITパスポート試験 問87・令和3年度 ITパスポート試験 問84

  10. 10/10問・近距離の無線とIoTの通信

    山あいの広い農地に、土の水分を測る小さな機器を数百台置く。各機器は1日に数回、短い測定値を数km離れた事務所の側へ送ればよく、電池だけで何年も動かしたい。この用途に最も向いている無線通信の方式はどれか。

    1. ア BLE
    2. イ LPWA
    3. ウ PLC
    4. エ 無線LAN
    正解と解説

    正解はイです。

    LPWAは、送るデータの量を絞るかわりに電波を遠くまで届かせる方式で、通信できる範囲は無線LANより広く、消費する電力は携帯電話の通信規格よりかなり少なく抑えられています。基地局を細かく置かなくて済むので、広い農地や山間部でも使えます。短い値をときどき送る用途に向いています。

    • アBLEは省電力ですが、Bluetoothの仲間で数メートルほどの近くの機器どうしをつなぐ仕様なので、数km先へは届きません。
    • ウPLCは電力線に信号を重ねて送る方式で無線ではなく、広い農地に置いた機器には線が要ります。
    • エ無線LANは届く範囲がLPWAより狭く、数km離れた所へ送る用途には向きません。

    この論点の過去問:令和8年度 ITパスポート試験 問76・令和8年度 ITパスポート試験 問81

問題一覧

正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。

年度別

この分野の問題は 29年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは令和8年度です。年度別に解くと、回ごとにまとめて解けます。