ネットワーク|令和元年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問91
ネットワークにおけるDNSの役割として,適切なものはどれか。
- クライアントからのIPアドレス割当て要求に対し,プールされたIPアドレスの中から未使用のIPアドレスを割り当てる。
- クライアントからのファイル転送要求を受け付け,クライアントへファイルを転送したり,クライアントからのファイルを受け取って保管したりする。
- ✓ これが正解ドメイン名とIPアドレスの対応付けを行う。
- メール受信者からの読出し要求に対して,メールサーバが受信したメールを転送する。
解説
ドメイン名とIPアドレスを対応付ける仕組みがDNSです。
DNSは、人が読み書きしやすいドメイン名と、通信に使うIPアドレスとを対応付ける仕組みです。利用者が名前を打ち込むと、まずDNSへ問い合わせて、対応する番地を教えてもらいます。教えてもらった番地を宛先にして、初めて通信が始まります。名前は人にとって覚えやすく、組織の中身が変わっても保ち続けられるという利点があります。一方で番地のほうは、引っ越しや構成の変更で入れ替わることがあります。間に一枚この仕組みを挟んでおくと、番地が変わっても名前はそのまま使い続けられます。世界中の対応表を一箇所で持つのは無理なので、役割を階層に分けて、上から順に尋ねていく形をとっています。番地を配るのではなく名前を引く仕組みだ、と捉えておけば取り違えません。よって最も適切なのは、ドメイン名とIPアドレスの対応付けです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 割当ての求めに応じて、用意してある範囲の中から、使われていないIPアドレスを配るのはDHCPです。つないだ機器へ、使える番地を自動で割り当てます。番地を配る側であって、名前と番地を結び付けて引くための仕組みではありません。
- ファイルの転送の求めを受け付けて、送り出したり預かったりするのはFTPなどの役目です。やり取りするのはファイルそのもので、名前ではありません。名前から番地を引くという働きとは、扱っているものも役目もまるで違います。
- 受信者からの読み出しの求めに応じて、受け取っていた電子メールを渡すのは、メールの受信側の約束事の役目です。サーバに届いたものを取りに行くための仕組みなので、名前と番地の対応表を引くという働きとは、別のものになります。
この問題に関係する言葉
- DNS人が読む名前と、機械が使う住所を対応づけて教えてくれる仕組み。これがないと、名前でつなぐことができません。
- IPアドレスネットワークにつながった機器を見分けるための番号。通信はこの番号を宛先として届けられ、名前からは変換して求めます。
- ドメイン名インターネット上の場所を、人が読める形で表した名前。通信するときはIPアドレスに変換してから使われます。
- DHCP機器へIPアドレスやサブネットマスクなどの設定を自動で配る仕組み。名前をアドレスに変えるDNSとは役割が違います。
- FTP
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問91
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