ネットワーク|平成29年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問74
通信プロトコルであるPOPの説明として,適切なものはどれか。
- 離れた場所にあるコンピュータを,端末から遠隔操作するためのプロトコル
- ファイル転送を行うためのプロトコル
- メールサーバへ電子メールを送信するためのプロトコル
- ✓ これが正解メールソフトがメールサーバから電子メールを受信するためのプロトコル
解説
届いたメールを、サーバから手元へ取り出すための約束です。
電子メールは、送る道と受け取る道で別の取り決めを使います。送るときは、手元のソフトからサーバへ渡し、サーバどうしで相手まで運びます。この運ぶ側を受け持つのがSMTPです。届いたメールは、相手のサーバに置かれたまま待っています。それを手元のソフトへ取り出してくるときに使うのがPOPです。問われているのは受け取る側なので、サーバから受信するという記述が当てはまります。取り出さずにサーバへ置いたまま読む方式もあり、そちらはIMAPと呼ばれます。送るのか、取り出すのか、置いたまま読むのかで整理できます。名前の並びで覚えると混ざるので、道筋の絵で押さえます。手元から出て、サーバを渡り歩き、相手のサーバに積まれ、そこから相手が取り出す。この最後の一歩がPOPです。どの一歩を聞かれているかを先に見ます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 手元の端末から、離れた場所にあるコンピュータを操作するための取り決めです。画面や命令をやり取りするものなので、メールを取り出す役目とは別になります。文字の画面をやり取りするものなので、メールの箱には触れません。
- ファイルそのものを送り合うための取り決めです。メールの添付として運ぶ場面とは仕組みが違い、届いたメールを取り出す働きは持っていません。FTPにあたります。運ぶのはファイルそのもので、宛先や件名の仕組みを持ちません。
- 手元のソフトからサーバへ送り出す側の取り決めです。SMTPにあたります。向きが逆なので、受信の説明としては当てはまりません。同じメールを扱う取り決めでも、手元からサーバへという向きが逆です。送信側の一歩にあたります。
この問題に関係する言葉
- POP
- SMTP電子メールを送り出すときに使う取り決め。受け取る側の取り決めとは別なので、送信と受信で設定が分かれます。
- IMAP
- 電子メール文書やファイルをネットワーク越しに送る仕組み。差出人を偽ることが容易なので、攻撃の入口としてよく使われます。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問74
同じ単元をまとめて解くならネットワークへ。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)