ITパスポート 令和2年度 10月 特別措置試験 問98
ネットワーク
IoTに関する問題
IoTエリアネットワークの構築に当たり,①〜③の通信規格の使用を検討している。これらの通信規格を有線と無線に分類したとき,無線ネットワークに分類されるものだけを全て挙げたものはどれか。
- ① BLE
- ② PLC
- ③ ZigBee
- ア ①,②
- イ ①,②,③
- ウ ①,③
- エ ②,③
答えと解説
✓ これが正解ウ ①,③
解説
BLEとZigBeeが無線で、PLCは電力線を使う有線です。
IoTエリアネットワークは、機器と、それらをまとめる側との間をつなぐ狭い範囲のネットワークです。BLEは、近い距離を少ない電力でつなぐ無線の規格で、電池で長く動かしたい機器に向いています。ZigBeeも無線の規格で、機器どうしが順にバケツリレーのように中継して広がっていける点が特徴です。一方のPLCは、建物にすでに引かれている電力線を通信の道としても使うもので、電線を通る以上、有線に分類されます。名前に電波を思わせる要素が無いことも手掛かりになります。有線か無線かは、名前ではなく何の上を信号が通るかで決まります。BLEは、身の回りの機器を短い距離でつなぐ用途に広く使われています。ZigBeeは、少ない電力で多くの機器をつなげる点が買われています。よって最も適切なのは、①と③を挙げたものです。
ほかの選択肢の解説
- ア ①,②:①は無線ですが、②が有線です。電力線を通信に使う規格は、電線という物理的な線の上を信号が流れるので、電波を飛ばす仲間には入りません。無線だけを挙げるという条件から外れています。②を外して③を入れれば、そのまま正しい組合せになります。
- イ ①,②,③:三つとも無線としていますが、②は有線です。配線を新たに引かずに済むという利点が、無線であることと混同されやすいところですが、使っているのはあくまで既設の電線です。②が余計に入っている、その一点だけの誤りです。
- エ ②,③:③は無線ですが、②が有線です。そのうえ、無線である①のほうが抜け落ちています。入れるべきものを外し、外すべきものを入れており、二か所で取り違えていることになります。入れる先と外す先の両方を取り違えています。
関連用語
- IoT身の回りのモノをインターネットにつなぎ、そこから集めた情報を活用する仕組みです。
- BLEBluetoothの規格に含まれる、消費する電力をとくに抑えた近い距離の無線通信の仕様です。
- ZigBee物理層とMAC層にIEEE 802.15.4を用いる近距離無線通信の方式です。
- PLC電力線に通信用の信号を重ねて流し、電気の配線を通信回線としても使う技術です。
- IoTエリアネットワーク機器と、それらをまとめる側との間をつなぐ狭い範囲のネットワークです。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問98
解説は当サイト独自のもので、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)とは関係ありません。
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