ネットワーク|令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問70
LPWAの特徴として,適切なものはどれか。
- AIに関する技術であり,ルールなどを明示的にプログラミングすることなく,入力されたデータからコンピュータが新たな知識やルールなどを獲得できる。
- ✓ これが正解低消費電力型の広域無線ネットワークであり,通信速度は携帯電話システムと比較して低速なものの,一般的な電池で数年以上の運用が可能な省電力性と,最大で数十kmの通信が可能な広域性を有している。
- 分散型台帳技術の一つであり,複数の取引記録をまとめたデータを順次作成し,直前のデータのハッシュ値を埋め込むことによって,データを相互に関連付け,矛盾なく改ざんすることを困難にして,データの信頼性を高めている。
- 無線LANの暗号化方式であり,脆弱性が指摘されているWEPに代わって利用が推奨されている。
解説
LPWAは低消費電力で、数十キロメートル先まで届く無線方式です。
LPWAは、少ない電力で遠くまで届かせることに的を絞った無線の通信方式です。名前のとおり、低い消費電力と広い到達範囲の二つを両立させています。送れる量や速さは携帯電話の回線に及びませんが、一般的な電池で数年にわたって動かせて、最大で数十キロメートル先まで届きます。たまに小さなデータを送るだけで済み、電源を引くのが難しい場所に置く機器と相性がよく、多数の機器をつないで見守る用途で広く使われています。速さを削るかわりに、電池の持ちと届く距離を取った方式だと考えると、どんな場面に向くのかが分かりやすくなります。見守りたい場所が広く散らばっていて、電池を頻繁に替えに行けないという事情に、この方式はよく合います。よって最も適切なのは、低消費電力で広い範囲をまかなう無線ネットワークだという説明です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- これは機械学習の説明です。手順を一つずつ書き下さなくても、与えた例からきまりを自ら見つけ出すという話であり、電波をどう飛ばすかという通信の方式とは、扱っている層がまるで違います。データを送る道具ではなく、データから学ぶ側の話です。
- これはブロックチェーンの説明です。取引の記録をひとまとまりずつつないでいき、直前の内容から作った値を埋め込むことで、後から書き換えにくくする技術であり、通信の届く距離とは関わりません。取引の記録を守る工夫の名前です。
- これは無線LANの暗号化方式の説明です。弱点が見つかったWEPに代えて勧められているものを指しており、通信の中身を守るための取り決めであって、遠くまで届かせる方式ではありません。中身を隠す話と届ける話は別の軸です。
この問題に関係する言葉
- LPWA
- 無線LAN電波で機器をつなぐLANで、配線がいらない代わりに電波は建物の外へも届きます。そのため接続の認証と通信の暗号化にWPA2やWPA3を使います。
- ブロックチェーン
- 機械学習大量のデータから、きまりを自分で見つけ出させるやり方です。集めて整えたデータを分析し、新しい傾向を導く段階で使います。
- WEP
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問70
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