システム監査|システム監査技術者試験
この分野には 125問あります。くり返し出ているものから並べています。
この分野でくり返し出ている用語はシステム監査(69問)・監査人(59問)・システム監査基準(34問)・監査証拠(27問)・コントロール(24問)です。問題が多い回は平成22年度 春期(12問)・平成27年度 春期(9問)・平成24年度 春期(9問)です。
監査人は何を拠り所に、どの順で結論へ進むか
システム監査は、独立した立場の監査人が情報システムのリスクとコントロールを点検・評価し、その結論を依頼者に伝える活動です。監査人の行為規範がシステム監査基準、組織が情報システムを整備・運用するときの実践規範がシステム管理基準という役割の違いがあります。両基準は現在、2023年に改訂された版が使われています。監査人には、利害関係をもたない外観上の独立性と、偏りなく公正に判断する精神上の独立性が求められます。
手順は、監査計画、予備調査、本調査、評価・結論、報告、フォローアップの順に進みます。予備調査は資料の閲覧やアンケートで対象の実態とリスクをつかむ段階で、本調査はそれをもとに監査手続を実施して証拠を集める段階です。結論は、量が足り、確かめる事項に適合し、証明力を備えた十分かつ適切な監査証拠に裏付けられていなければならず、足りなければ追加の手続を行います。
似た言葉は誰の側にあるかで分けます。監査調書は監査人が実施内容と入手した証拠をまとめた記録で、監査証跡は対象システムの側に残る、入力から出力までを追跡できる仕組みと記録です。コントロールの評価も、ルールが適切に作られているかを見る整備状況の評価と、実際に守られているかをサンプルなどで確かめる運用状況の評価に分かれます。
全件を調べる精査に対し、一部を抜き出して全体を判断するのが試査で、無作為抽出と確率論を使う統計的サンプリングなら必要な件数を事前に決められます。コンピュータを使う技法では、テストデータ法は本番と同じプログラムか確かめてから使い、ITF法は稼働中のファイルに監査人用の口座を設けて検証し、並行シミュレーション法は監査人の検証用プログラムと同じデータで結果を比べます。
報告には、手続の範囲で適切であることを保証する保証型と、改善の助言を目的とする助言型があります。指摘事項は事前に監査対象先と事実を確認し、改善そのものは被監査部門が行い、監査人はその実施状況を確かめます。JIS Q 19011では、組織が自らを対象に行う第一者監査、取引先など利害関係者が行う第二者監査、独立した機関による第三者監査を区別します。
この分野で出た問題
- 令和6年度 秋期 問5システム監査において実施される“試査”に該当するものはどれか。
- 令和3年度 秋期 問5システム監査技法であるITF(Integrated Test Facility)法の説明はどれか。
- 平成28年度 春期 問6日本公認会計士協会の監査・保証実務委員会実務指針第86号“受託業務に係る内部統制の保証報告書”に基づいて作成される文書と作成者の適切な組合せはどれか。ここで,受託業務の一部について再委託が行われており,除外方式を採用しているものとする。
- 令和7年度 秋期 問1JIS Q 19011:2019(マネジメントシステム監査のための指針)における,“監査プログラム”の定義はどれか。
- 平成24年度 春期 問4“JIS Q 27001:2006”の管理策を参考にして設定した,ノート型PCに対する物理的セキュリティ対策の妥当性を確かめるための監査手続はどれか。
- 平成26年度 春期 問2“システム管理基準”で定めている,運用業務におけるソフトウェア管理に該当するものはどれか。
- 平成24年度 春期 問21“システム管理基準”に該当する記述はどれか。
- 令和2年度 10月 問1システム監査で用いる統計的サンプリングに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 平成27年度 春期 問3システム監査において,ペネトレーションテストが最も適合するチェックポイントはどれか。
- 平成25年度 春期 問6システム監査における監査証跡はどれか。
- 平成27年度 春期 問11システム監査の個別計画書の記載内容を説明したものはどれか。
- 令和4年度 秋期 問5システム監査チームが監査結果の評価を行ったとき,一部の項目について,調査不足から監査人の意見が分かれた。この場合の監査チームの対応として,最も適切なものはどれか。
- 令和5年度 秋期 問4システム監査基準(平成30年)において,システム監査人が実施する予備調査の作業として,適切なものはどれか。
- 令和3年度 秋期 問4システム監査基準(平成30年)の説明はどれか。
- 令和3年度 秋期 問3システム管理基準(平成30年)に規定されたアジャイル開発において留意すべき取扱いとして,最も適切なものはどれか。
- 平成25年度 春期 問9外部委託に関するシステム監査において,経営破綻などによってソフトウェア資産のメンテナンスが受けられなくなることを防ぐために確認すべき契約項目はどれか。
- 平成26年度 春期 問5外部委託管理の監査に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
- 平成26年度 春期 問7監査調書に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 平成25年度 春期 問7組織体が情報システムにまつわるリスクに対するコントロールを適切に整備・運用する目的として,“システム管理基準”に示されているものはどれか。
- 平成28年度 春期 問5表はコンピュータを利用して行うシステム監査技法についてまとめたものである。(1)〜(4)の組合せとして,適切なものはどれか。
- 平成28年度 春期 問32回出題財務報告に係る内部統制監査におけるリスクアプローチの説明のうち,適切なものはどれか。
- 令和5年度 秋期 問1AIシステムが読み込む画像などの学習データの管理を対象としてシステム監査を実施した。判明した状況のうち,監査人が,指摘事項として監査報告書に記載すべきものはどれか。
- 平成28年度 春期 問7JIS Q 19011:2012における第二者監査に該当するものはどれか。
- 令和6年度 秋期 問1JIS Q 19011:2019(マネジメントシステム監査のための指針)において,“監査員”に含まれるものはどれか。
- 令和3年度 秋期 問2JIS Q 19011:2019(マネジメントシステム監査のための指針)における“第一者監査”はどれか。
- 平成28年度 春期 問1“システム監査基準”で定めているシステム監査業務の品質管理の主な目的はどれか。
- 平成28年度 春期 問4“システム監査基準”における“監査の手順”はどれか。
- 平成26年度 春期 問1“システム監査基準”におけるシステム監査業務の品質管理の主な目的はどれか。
- 平成22年度 春期 問2“システム監査基準”における監査業務のうち,適切なものはどれか。
- 平成23年度 特別 問2“システム監査基準”の一般基準に規定するシステム監査人の精神上の独立性はどれか。
- 平成21年度 春期 問3“システム監査基準”の定める予備調査に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 平成22年度 春期 問1“システム管理基準”でいう,システムテストの総合テストで使用するテストデータの作成に対する監査項目はどれか。
- 平成22年度 春期 問7“システム管理基準”で定めている,運用業務におけるソフトウェア管理に該当するものはどれか。
- 平成27年度 春期 問20“システム管理基準”に該当する記述はどれか。
- 平成21年度 春期 問5“情報セキュリティ監査基準”における保証型監査と助言型監査に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 平成22年度 春期 問10“情報セキュリティ監査基準”の位置付けはどれか。
- 平成21年度 春期 問1アクセス権限を管理しているシステムの利用者IDリストから,退職による権限喪失者が削除されていることを検証する手続として,最も適切なものはどれか。
- 平成30年度 春期 問1インプットコントロールの監査において,エディットバリデーションチェックが正しく機能しているかどうかを検証する方法として,適切なものはどれか。
- 平成27年度 春期 問6システムの開発,運用及び保守を担当者が1人だけで実施している企業におけるシステム監査に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
- 平成28年度 春期 問8システム監査で利用する統計的サンプリング法に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 平成25年度 春期 問8システム監査で利用する統計的サンプリング法に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 令和2年度 10月 問4システム監査において,ペネトレーションテストが最も適合するチェックポイントはどれか。
- 平成29年度 春期 問2システム監査における監査証拠の説明のうち,適切なものはどれか。
- 平成24年度 春期 問2システム監査における監査証拠の説明のうち,適切なものはどれか。
- 平成29年度 春期 問7システム監査における監査証跡はどれか。
- 平成27年度 春期 問8システム監査における監査証跡はどれか。
- 平成29年度 春期 問1システム監査における,サンプリング(試査)に関する用語の説明のうち,適切なものはどれか。
- 平成24年度 春期 問1システム監査における,サンプリング(試査)に関わる用語の説明のうち,適切なものはどれか。
- 平成21年度 春期 問9システム監査に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 平成24年度 春期 問8システム監査の予備調査の段階で行う作業はどれか。
- 平成22年度 春期 問8システム監査の実施手順のうち,適切なものはどれか。
- 平成27年度 春期 問7システム監査の手順に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 平成23年度 特別 問1システム監査人が予備調査で実施する監査手続はどれか。
- 平成30年度 春期 問5システム監査人が行った監査業務の実施記録であり,監査意見表明の根拠となるべき監査証拠,その他関連資料などをまとめたものはどれか。
- 令和7年度 秋期 問5システム監査基準(令和5年)において,システム監査を行う組織にとって,システム監査の品質を維持し,監査業務の改善を通じてその品質を高めることを目的として実施が望ましいとされているものとして,適切なものはどれか。
- 令和7年度 秋期 問7システム監査基準(令和5年)において,保証を目的とした監査,助言を目的とした監査の双方に当てはまる記述はどれか。
- 令和6年度 秋期 問7システム監査基準(令和5年)におけるシステム監査報告書の作成と報告に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
- 令和7年度 秋期 問3システム監査基準(令和5年)におけるリスク・アプローチに関する記述として,適切なものはどれか。
- 令和6年度 秋期 問8システム監査基準(令和5年)における監査計画の必要性についての記述として,適切なものはどれか。
- 令和6年度 秋期 問4システム監査基準(令和5年)に従い,監査目的に基づいて,ガバナンス,マネジメント,コントロールの視点から検証を行う。“マネジメントの視点”から検証する項目はどれか。
- 令和7年度 秋期 問4システム監査基準(令和5年)の説明として,適切なものはどれか。
- 平成29年度 春期 問5システム監査基準(平成16年)に基づいて作成されたシステム監査報告書に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 平成29年度 春期 問3システム監査基準(平成16年)の前文に記述されている基準の利用目的はどれか。
- 平成31年度 春期 問10システム監査基準(平成30年)では,監査計画の策定に当たり,監査対象として考慮する項目を,情報システムの“ガバナンス”,“マネジメント”,“コントロール”に関するものに分けて例示している。情報システムの“マネジメント”に関するものを監査対象とする場合に,考慮する項目としているものはどれか。
- 令和4年度 秋期 問4システム監査基準(平成30年)における“フォローアップ”の説明として,適切なものはどれか。
- 令和5年度 秋期 問7システム監査基準(平成30年)における“十分かつ適切な監査証拠”を説明したものはどれか。
- 令和3年度 秋期 問8システム監査基準(平成30年)における“十分かつ適切な監査証拠”を説明したものはどれか。
- 令和2年度 10月 問6システム監査基準(平成30年)における予備調査に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
- 令和2年度 10月 問2システム監査基準(平成30年)における,システム監査の品質に関する記述として,最も適切なものはどれか。
- 令和2年度 10月 問7システム監査基準(平成30年)における,改善提案のフォローアップに関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
- 令和5年度 秋期 問5システム監査基準(平成30年)の“監査の結論の形成”において規定されているシステム監査人の行為として,適切なものはどれか。
- 令和3年度 秋期 問6システム監査基準(平成30年)の“監査の結論の形成”において規定されているシステム監査人の行為として,適切なものはどれか。
- 平成24年度 春期 問5システム監査報告書に記載された改善勧告に対する監査人の取組みのうち,適切なものはどれか。
- 平成27年度 春期 問5システム監査報告書に記載された改善勧告への取組みに対する監査人のフォローアップとして,適切なものはどれか。
- 平成21年度 春期 問7システム監査技法の一つである並行シミュレーション法はどれか。
- 令和7年度 秋期 問2システム管理基準(令和5年)に基づいて,システム監査で“稼働後評価と報告”の達成状況を確認する場合の観点として,最も適切なものはどれか。
- 令和4年度 秋期 問3システム管理基準(平成30年)では,前文において同基準の活用における留意点について記述している。記述内容として,適切なものはどれか。
- 平成24年度 春期 問3ソフトウェアパッケージ購入に関する監査において監査人自身が行う手続として,最も適切なものはどれか。
- 平成29年度 春期 問6テストデータ法をシステム監査手続として使用する上での留意点はどれか。
- 平成27年度 春期 問4テストデータ法をシステム監査手続として使用する上での留意点はどれか。
- 平成21年度 春期 問2データベースのインテグリティの維持に関する監査ポイントはどれか。
- 令和2年度 10月 問9データベースの直接修正に関して,監査人がシステム監査報告書で報告すべき指摘事項はどれか。ここで,直接修正とは,アプリケーションソフトウェアの機能を経由せずに,特権IDを使用してデータを追加,変更又は削除することをいう。
- 令和4年度 秋期 問6プライバシーマークを取得しているA社は,個人情報管理台帳の取扱いについて内部監査を行った。判明した状況のうち,監査人が,指摘事項として監査報告書に記載すべきものはどれか。
- 平成30年度 春期 問4内部監査として実施したシステム監査で,問題点を検出後,改善勧告を行うまでの間に監査人が考慮すべき事項として,適切なものはどれか。
- 令和5年度 秋期 問6内部監査部門に所属するシステム監査人が実施する監査において,監査調書に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
- 平成26年度 春期 問3受注管理システムのデータ入力に対するシステム監査の報告書において,指摘事項に該当するものはどれか。
- 平成23年度 特別 問5情報システムのコントロールの評価を整備状況の評価と運用状況の評価に分けたとき,ユーザのシステムへのログインパスワード管理について,運用状況の評価に該当するものはどれか。
- 平成21年度 春期 問4情報システムの可用性監査において,システム障害報告書に基づき再発防止策の効果をレビューする手続として,適切なものはどれか。
- 平成22年度 春期 問9情報システムの可監査性を説明したものはどれか。
- 令和6年度 秋期 問2情報システムを対象としたデューデリジェンスの説明として,適切なものはどれか。
- 令和4年度 秋期 問1情報システムを対象としたデューデリジェンスの説明として,適切なものはどれか。
- 平成29年度 春期 問8情報セキュリティ監査基準(Ver1.0)に基づく保証型監査の意見表明において,監査人が必要と認めた監査手続が制約され,保証意見の合理的な根拠を得ることができなかった場合の対応はどれか。
- 平成21年度 春期 問6情報戦略についてのシステム監査を行う場合,優先して監査すべき事項はどれか。
- 令和2年度 10月 問8提案依頼書(RFP)によるベンダ選定手続に関するシステム監査で判明した状況のうち,監査人が,指摘事項として監査報告書に記載すべきものはどれか。
- 平成24年度 春期 問7提案依頼書(RFP)によるベンダ選定手続に関するシステム監査の結果,指摘事項に該当するものはどれか。
- 平成22年度 春期 問11提案依頼書(RFP)によるベンダ選定手続に関するシステム監査の結果,指摘事項に該当するものはどれか。
- 平成30年度 春期 問6組織体が情報システムにまつわるリスクに対するコントロールを適切に整備・運用する目的として,システム管理基準(平成16年)に示されているものはどれか。
- 平成25年度 春期 問5給与計算業務を外部に委託している場合に,受託会社が提供する業務における,委託会社の財務報告に関わる内部統制の有効性が,外部の監査人によって保証されていることを確認できるものはどれか。
- 平成22年度 春期 問5表はコンピュータを利用して行うシステム監査技法についてまとめたものである。(1)~(4)の組合せとして適切なものはどれか。
正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。
年度から解く
この分野の問題は 17年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは令和7年度 秋期です。年度別に解くと、回ごとにまとめて解けます。