平成26年度 春期 午前Ⅱ 問2
システム監査
システム管理基準に関する問題
“システム管理基準”で定めている,運用業務におけるソフトウェア管理に該当するものはどれか。
- アプログラムからの出力情報の利用状況を記録し,定期的に分析する。
- イプログラムで用いるデータファイルへのアクセスをコントロールする。
- ウプログラムの違法コピーが発生しないよう教育する。
- エプログラムのテスト結果を記録,保管する。
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✓ これが正解ウプログラムの違法コピーが発生しないよう教育する。
解説
違法コピーを防ぐ教育は、運用業務におけるソフトウェア管理にあたります。
設問当時のシステム管理基準(平成16年版)は、運用業務の中にソフトウェア管理の項目を設け、ソフトウェアを正しく使うための管理を求めていました。プログラムの違法コピーが起きないよう教育することは、ソフトウェアを使用許諾の範囲で使い、著作権を侵害しないための管理であり、ソフトウェア管理の内容にあたります。見分ける軸は、その項目がソフトウェアという資産そのものの扱いを問うのか、データや出力、開発の工程を問うのかです。出力情報の利用状況の分析、データファイルへのアクセスの管理、テスト結果の保管は、それぞれ出力やデータ、開発の段階を対象とした管理の項目にあたります。ソフトウェア管理は正規に使うための管理、と押さえると区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アプログラムからの出力情報の利用状況を記録…:プログラムからの出力情報の利用状況を記録し、定期的に分析するのは、出力された情報をどう扱うかという出力の管理にあたる事項です。ソフトウェアそのものを正規に使っているかを確かめる管理とは対象が異なります。
- イプログラムで用いるデータファイルへのアク…:プログラムが使うデータファイルへのアクセスをコントロールするのは、データを不正な参照や改ざんから守るデータ管理の事項です。対象がソフトウェアではなくデータなので、ソフトウェア管理の項目には当てはまりません。
- エプログラムのテスト結果を記録,保管する。:プログラムのテスト結果を記録して保管するのは、開発の工程でテストを適切に行ったことを残すための事項です。運用の段階でソフトウェアを正しく使うための管理ではなく、開発業務の側で求められる内容です。
この問題の用語
- 著作権文章や絵、プログラムなどを作った人に自動で生まれる権利。届け出をしなくても、作った時点で発生します。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- コントロール目的どおりに業務が進むように組み込む、決まりや点検、仕組みのことです。監査では、その整備と運用の状況が評価されます。
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
出典:平成26年度 春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問2
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問24:IPランドスケープの説明(著作権)
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問6:JIS Q 27002の問題(テスト)
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問4:システム監査基準に関する問題(コントロール)
- 令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問3:業務処理統制についての監査手続(テスト)
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問13:フェアユースの説明(著作権)
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