ITパスポート 平成23年度 秋期 問35
サービスマネジメント
IT サービスマネジメントが担う情報システムの管理作業のうち,システムの不具合の暫定的な回避策を実施し迅速な復旧を行うプロセスはどれか。
- ア インシデント管理
- イ 変更管理
- ウ 問題管理
- エ リリース管理
答えと解説
✓ これが正解ア インシデント管理
解説
暫定的な回避策で迅速に復旧するのは、インシデント管理です。
設問には、二つの手がかりが置かれています。暫定的な回避策でよい、という一句が一つ目です。迅速な復旧を行う、という一句が二つ目です。どちらも、まずサービスを急いで動かす働きを指しています。したがってインシデント管理が正解です。原因が残ったままでも、まず使える形に戻します。問題管理は、根本原因を突きとめて断つプロセスです。時間をかけて調べるので、急いで戻す働きとは分かれます。変更管理は、変更してよいかを判断するプロセスです。影響を評価してから、進めるかどうかを決めます。リリース管理は、承認された変更を本番環境へ反映するプロセスです。三つとも、暫定的な回避策で急いで戻す働きではありません。四つの選択肢が、四つのプロセスに一つずつ対応しています。シラバスも、インシデント管理と問題管理をサービスの用語として並べています。
ほかの選択肢の解説
- イ 変更管理:変更管理は、システムに手を入れる前に、その可否を決めるプロセスです。どこへ響くかを見積もり、承認するかを判断します。変更を入れる前の関門になる大切な働きです。ところが障害から戻す働きではありません。扱う相手は変更です。
- ウ 問題管理:問題管理は、根本原因を突きとめて断つプロセスです。なぜ起きたのかを、時間をかけて調べます。同じ障害を繰り返さないよう、根を断ちます。けれども急いで戻す働きとは分かれます。暫定的な回避策は扱いません。
- エ リリース管理:リリース管理は、承認された変更を本番環境へ反映するプロセスです。いつどう届けるかを組み立てて、実際に配ります。変更管理の判断の後に置かれる働きです。ところが障害に応じる働きではありません。
関連用語
- インシデント
管理 起きた出来事を受け付け、記録し、元どおりに戻すまでを決まった流れで進めること。 - サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。
- 情報
システム 業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。 - 変更管理すべての変更を、評価し承認し実施し見直すことを確実にする活動です。
- 問題管理インシデントの未知の根本原因を突き止め、恒久的な対策を出す活動です。
- リリース稼働環境へまとめて展開する、変更された構成品目の集合です。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問35
解説の最終確認:2026-10-22
解説は当サイト独自のもので、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)とは関係ありません。
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(サービスマネジメント)
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