平成22年度 秋期 午前Ⅱ 問13
サービスマネジメント
サービストランジションの説明
ITIL v3におけるサービストランジションの説明はどれか。
- ア規定された要件と制約に沿って,サービスを運用に移行し,確実に稼働させることである。
- イサービスの効率,有効性,費用対効果の観点で運用状況を継続的に測定し,改善していくことである。
- ウサービスの内容を具体的に決めることである。
- エ戦略的資産として,どのようにサービスマネジメントを設計,開発,導入するかについての手引を提供することである。
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✓ これが正解ア規定された要件と制約に沿って,サービスを運用に移行し,確実に稼働させることである。
解説
規定された要件と制約に沿って、サービスを運用へ移行させる段階です。
ITIL v3 は、サービスの一生を、戦略、設計、移行、運用、継続的な改善の五つの段階で捉えます。サービストランジションはこのうちの移行の段階で、設計されたサービスを、規定された要件と制約に沿って構築し、テストして、運用の環境へ移し、確実に稼働させます。変更管理などのプロセスもこの段階に属します。見分ける軸は、それぞれの段階が、方針を決めるのか、設計するのか、移すのか、動かすのか、改善するのかです。トランジションは移行という意味だと結び付けると、ほかの段階と取り違えません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イサービスの効率,有効性,費用対効果の観点…:サービスの効率や有効性、費用対効果の観点から運用の状況を測り続け、改善していくのは、継続的な改善を受け持つ段階の説明です。サービスを運用へ移す段階の説明ではありません。
- ウサービスの内容を具体的に決めることである…:サービスの内容を具体的に決めるのは、サービスの設計を受け持つ段階の役割です。サービストランジションは、設計が終わったサービスを受け取り、運用の環境へ移して稼働させる段階に当たります。
- エ戦略的資産として,どのようにサービスマネ…:サービスマネジメントを戦略的資産としてどのように設計、開発、導入するかの手引を示すのは、方針を定める戦略の段階の説明です。具体的なサービスを運用へ移す段階とは扱う内容が違います。
この問題の用語
- 変更管理すべての変更を、評価し承認し実施し見直すことを確実にする活動です。未知の原因を突き止めて再発を防ぐ問題管理とは、目的が違います。
- 移行いまのシステムから新しいシステムへ、業務とデータを移し替えることです。切り替えの手順と、途中で起きる問題の備えが要になります。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
出典:平成22年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問13
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問6:移行に関する問題(移行)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問22:クラウドサービス派生データの問題(移行)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問10:変更管理規程に記載する規則(変更管理)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問9:構成管理プロセスの活動(変更管理)
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