平成22年度 秋期 午前Ⅱ 問4
サービスマネジメント
SLAの対象項目
ITサービスマネジメントにおけるSLAの対象項目として,適切なものはどれか。
- ア移植性
- イ開発生産性
- ウ信頼性
- エ妥当性
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✓ これが正解ウ信頼性
解説
SLAには、止まらずに使えるかなどサービスの信頼性の項目を定めます。
SLAは、サービス提供者と顧客の間で、提供するITサービスの内容と水準を合意して書き留めたものです。対象となるのは、稼働時間や障害の発生頻度、復旧までの時間、応答時間など、利用者がサービスを受けるときに実感する品質の項目です。見分ける軸は、その項目がサービスを使う側から測れるものか、システムを作る側の性質なのかです。信頼性は、サービスが止まらずに使えるか、障害がどれだけ少ないかを表すもので、SLAで合意する項目に当たります。サービスを受ける側が日々体感する品質かどうか、で判断すると選びやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア移植性:移植性は、ソフトウェアを別の動作環境へ移して動かすときの容易さを表す品質特性です。システムを作る側や保守する側にとっての性質であり、利用者に提供するサービスの水準として合意する項目ではありません。
- イ開発生産性:開発生産性は、開発の工数に対してどれだけの成果物を作れたかを表す、開発作業の効率の指標です。開発側の内部の指標であり、提供するITサービスの品質として顧客と合意する対象ではありません。
- エ妥当性:妥当性という語は、要件や手順が目的に照らして適切かを確かめる場面などで使われる言葉です。サービスの稼働や品質を測る項目として、SLAで目標の水準を合意する対象にはなりません。
この問題の用語
- SLA提供する側と受ける側で、どの水準まで満たすかをあらかじめ取り決めた合意。緊急時の手順や、守れなかったときの扱いも決めておきます。
- 信頼性意図した動きと実際の結果が食い違わない度合い。情報セキュリティでは一貫しているという特性、機器ではRASISのRとして壊れにくさを指します。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
出典:平成22年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問4
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問14:内部統制に関する問題(信頼性)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問9:マネジメントレビューに関する問題(SLA)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問3:SLAに関する説明(SLA)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問14:システム監査基準の説明(信頼性)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
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