平成23年度 秋期 午前Ⅱ 問2
サービスマネジメント
ITILに関する問題
ITサービスマネジメントにおけるプロセスで,サービスライフサイクルのサービスストラテジに含まれる戦略レベルのプロセスの組みはどれか。
- アインシデント管理,問題管理
- イサービス資産管理,構成管理
- ウサービスポートフォリオ管理,財務管理
- エサービスレベル管理,キャパシティ管理
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✓ これが正解ウサービスポートフォリオ管理,財務管理
解説
サービスストラテジには、サービスポートフォリオ管理と財務管理が入ります。
設問の言うサービスライフサイクルは、ITIL V3 がサービスを戦略、設計、移行、運用、継続的改善の段階で捉える枠組みです。見分ける軸は、各プロセスがどの段階に置かれているかです。サービスストラテジの段階には、どのサービスに投資し、どのサービスを提供するかを判断するプロセスが集まっています。サービスポートフォリオ管理は提供するサービスの全体を管理し、財務管理はITサービスの予算や費用を扱うので、どちらも戦略レベルの判断を支えます。お金とサービスの品ぞろえを決める段階がストラテジ、と押さえておくと選べます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アインシデント管理,問題管理:インシデント管理と問題管理は、日々起きる障害やその根本原因に対処するプロセスで、ITIL V3 では運用の段階に置かれます。戦略を決める段階のものではありません。
- イサービス資産管理,構成管理:サービス資産管理及び構成管理は、構成アイテムとその関係を記録し、変更やリリースを支えるプロセスで、移行の段階に属します。戦略レベルのプロセスの組みにはなりません。
- エサービスレベル管理,キャパシティ管理:サービスレベル管理とキャパシティ管理は、合意する目標値や必要な処理能力を具体的に設計するプロセスで、設計の段階に置かれます。戦略段階の組みとは違います。
この問題の用語
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
- インシデント管理起きた出来事を受け付け、記録し、元どおりに戻すまでを決まった流れで進めること。原因の追究は別の活動として分けます。
- 問題管理インシデントの未知の根本原因を突き止め、恒久的な対策を出す活動です。決められた時間内に復旧させるインシデント管理とは目的が違います。
- 資産管理持っている機器やソフトを把握し、記録して管理することです。名称や版、置き場所、ライセンスの数まで押さえ、更新や廃棄に役立てます。
- サービスレベル管理提供するサービスの目標を顧客と合意し、守れているかを測って保つ活動。稼働率や応答時間を数字で決めます。
出典:平成23年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問2
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問14:監査報告書に記載すべきもの(資産管理)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問12(インシデント管理)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問9:構成ベースラインに関する問題(問題管理)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問6:事業関係管理に関する問題(サービスレベル管理)
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