ITパスポート 平成27年度 秋期 特別措置試験 問6
経営戦略
SCMシステムの説明
SCMシステムの説明として,適切なものはどれか。
- ア 企業内の個人がもつ営業に関する知識やノウハウを収集し,共有することによって効率的,効果的な営業活動を支援するシステム
- イ 経理や人事,生産,販売などの基幹業務と関連する情報を一元管理し経営資源を最適配分することによって,効率的な経営の実現を支援するシステム
- ウ 原材料の調達から生産,販売に関する情報を,企業内や企業間で共有・管理することで,ビジネスプロセスの全体最適を目指すための支援システム
- エ 個々の顧客に関する情報や対応履歴などを管理することによって,きめ細かい顧客対応を実施し,顧客満足の向上を支援するシステム
答えと解説
✓ これが正解ウ 原材料の調達から生産,販売に関する情報を,企業内や企業間で共有・管理することで,ビジネスプロセスの全体最適を目指すための支援システム
解説
何を管理するのか、対象を表す名詞ひとつだけで引きます。
四つの肢が、四つの略語の定義そのままで並んでいます。だから見分ける鍵は、それぞれが何を管理するかという名詞ひとつです。営業の担当者が持つ知識を扱うもの、会社の基幹の業務をまとめて扱うもの、原料を仕入れてから売るまでの流れを扱うもの、そして客との関わりを扱うもの。問われているのは三つ目です。もう一つ、決め手になる語が肢の中に置かれています。企業間という一語です。問われているものだけが自社の外までつながる仕組みで、残りは自社の中の話です。対象の名詞を四つ書き出しておくと、この組は毎回まとめて解けます。問われているのがSCMで、残りはSFAとERPとCRMです。シラバスは残る二つを経営戦略マネジメントの用語例に置きますが、SFAだけはビジネスインダストリの側に、営業支援システムとして置かれます。
ほかの選択肢の解説
- ア 企業内の個人がもつ営業に関する知識やノウハウを収集し,共有することによって効率的,効果的な営業活動を支援するシステム:営業の担当者が持つ知識やこつを集めて共有する仕組みの説明です。扱う対象が人の持つ知識なので、流れの管理とは別のものになります。シラバスではこの語だけ別の中分類に置かれており、四つ組として並ぶのは出題の側の都合になります。
- イ 経理や人事,生産,販売などの基幹業務と関連する情報を一元管理し経営資源を最適配分することによって,効率的な経営の実現を支援するシステム:経理や人事や生産といった基幹の業務をまとめて扱う仕組みの説明です。自社の中の資源を配り直す話で、外までは伸びません。シラバスでは総合的品質管理の略語と同じ一行に並びます。経営の道具としてまとめて挙げられている位置になります。
- エ 個々の顧客に関する情報や対応履歴などを管理することによって,きめ細かい顧客対応を実施し,顧客満足の向上を支援するシステム:客ひとりひとりの情報や応対の記録を扱う仕組みの説明です。向いている先が客なので、仕入れから販売までの流れとは軸が違います。シラバスの用語例では、この語が並びの先頭に置かれ、顧客関係管理という訳がすぐ隣に添えられています。
関連用語
- CRM顧客のデータを集めて分析し、顧客との関係を長く深めていく手法です。
- SCM原材料の調達から生産、配送、販売までの流れを企業をまたいでまとめて管理するしくみです。
- ERP会計や人事、生産といった社内の業務データを一つにまとめて管理するしくみです。
- SFA訪問の記録や商談の進み具合を営業担当者の間で共有する、営業支援の仕組みです。
- 経営資源人、物、資金、情報のことで、どれにも限りがあります。
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問6
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関連問題
- 令和8年度 問33:
調達に 関する 問題 (SFA) - 令和7年度 問37:
SLAに 関する 問題 (SCM) - 令和7年度 問31:
ERPシステムの 説明 (ERP) - 令和7年度 問18:
アクセシビリティに 関する 記述 (CRM) - 令和3年度 問23:
PPMに 関する 問題 (経営資源)
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