プロジェクトマネジメント|平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問44
プロジェクトチームの要員に対し,プロジェクトの進行にとって望ましい行動を促進する仕組みを表す用語として,適切なものはどれか。
- ✓ これが正解インセンティブ
- コンピテンシ
- コンプライアンス
- コンフリクト
解説
望ましい行いを引き出すために、外から与える誘い水です。
人は、やれと言われただけでは、思うようには動きません。望ましい行いを取ったときに、何かが返る形にしておきます。報奨金や表彰、次の仕事を任される機会などがその中身です。こうした仕掛けをインセンティブと呼び、この語を挙げた肢が当たります。外から与えて動機づける点に、この言葉の特徴が在ります。内から湧く動機、いわゆるモチベーションとは向きがちがいます。仕事そのものの面白さで動く人には、必ずしも要らないものです。逆に金だけで釣ると、外れた瞬間に動きが止まることも在ります。だから何を望ましい行いとするかを、先に決めておきます。件数だけを褒めれば、質を落としてでも数を稼ぐ人が出ます。取り違えると、望まない行いを増やす仕掛けになりかねません。シラバスも、リーダーシップと並べて動機づけの語を挙げています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 高い成果を出す人に共通する行動の特徴のほうを挙げた肢です。何ができるかではなく、どのように振る舞うかを見ます。採用や育成の物差しとして使われることの多い言葉でした。人を見るための枠であって、動きを促す仕掛けではありません。
- 法や規範をきちんと守ることというのが、この語の意味です。守らなければ、組織そのものが立ち行かなくなります。これは越えてはならない線のほうを示す言葉でした。望ましい行いを引き出す仕掛けとは、役目がまるで逆を向きます。
- 人や部門のあいだで起きる対立のほうを指す言葉です。限られた人手や期日の取り合いから生まれてきます。起きたときにどう収めるかが、責任者の腕の見せどころでした。避けたい状態の名であって、促す仕掛けを指す名ではありません。
この問題に関係する言葉
- インセンティブ
- モチベーション
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問44
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