ITパスポート 平成24年度 春期 特別措置試験 問7
経営戦略
CRMの目的
CRM の目的として,適切なものはどれか。
- ア 長期的視点から顧客と良好な関係を築いて,収益の拡大を図ること
- イ 調達から製造,物流,販売までの複数企業にわたる一連のプロセスを改善し,納期,コストの最適化を図ること
- ウ 部署別に個別管理されている情報を統合し,一元管理することによって,経営資源の有効活用を図ること
- エ 部品表と在庫情報を基に,製品を製造するために必要な資材を,いつ,どれだけ購入すべきかを決定すること
答えと解説
✓ これが正解ア 長期的視点から顧客と良好な関係を築いて,収益の拡大を図ること
解説
四つの肢が、四つの略語の説明になっている作りです。
CRM(顧客関係管理)が目指すのは、顧客との長い付き合いから収益を伸ばすことです。顧客に関する情報を集めて分析し、離れないように手を打ちます。長期的な視点で顧客と良好な関係を築いて収益の拡大を図る、と述べた肢が正解です。頭の C が Customer(顧客)を指しており、名前がそのまま目的を表しています。調達から販売までを企業をまたいで改善する説明は、SCM(サプライチェーンマネジメント)です。納期とコストを最適化する考え方で、顧客の話ではありません。部署ごとに散った情報を統合して一元管理する説明は、ERP(企業資源計画)です。社内の経営資源を活かす仕組みで、向きが社内を向いています。部品表と在庫情報から資材を買う量と時期を決める説明は、MRP(資材所要量計画)です。必要な資材を計算する仕組みで、顧客とは結びつきません。四つの肢が四つの略語の説明なので、頭の一字をほどけば、どれがどれかは決まります。
ほかの選択肢の解説
- イ 調達から製造,物流,販売までの複数企業にわたる一連のプロセスを改善し,納期,コストの最適化を図ること:SCM(サプライチェーンマネジメント)の説明です。納期とコストを良くする、確かに大きな取り組みです。ところが見ているのは、複数企業にまたがる物と情報の流れです。顧客との付き合いを築く話ではありません。供給の流れ全体を直す話なら、これが答えです。
- ウ 部署別に個別管理されている情報を統合し,一元管理することによって,経営資源の有効活用を図ること:ERP(企業資源計画)の説明です。全社を見渡せるようになる点は、確かに大きな利点です。ところが向いている先は、社内の経営資源です。外にいる顧客を扱う仕組みではありません。資源を一元管理する話なら、これが答えです。
- エ 部品表と在庫情報を基に,製品を製造するために必要な資材を,いつ,どれだけ購入すべきかを決定すること:MRP(資材所要量計画)の説明です。製造の備えとして、確かに欠かせない仕組みです。ところが計算しているのは、必要な資材の量と時期です。顧客との関わりとは結びついていません。資材を計算する話なら、これが答えにあたります。
関連用語
- CRM顧客のデータを集めて分析し、顧客との関係を長く深めていく手法です。
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。
- 経営資源人、物、資金、情報のことで、どれにも限りがあります。
- 部品表製品を作るのに要る部品とその数を、段を重ねて表した表である。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問7
解説の最終確認:2026-10-22
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関連問題
- 令和8年度 問33:
調達に 関する 問題 (CRM) - 令和7年度 問31:
ERPシステムの 説明 (経営資源) - 令和7年度 問18:
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PPMに 関する 問題 (経営資源) - 平成26年度 秋期 (特別措置試験) 問13:
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