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ITパスポート 平成22年度 春期 問100

経営戦略

競争優位に関する問題

〔中問C・事業戦略立案〕〔ストラテジ〕方針案 2 を進めた場合,〔S 社の状況〕の (1) と (5) に対処することができ,T 社が占めていた市場シェアをほぼ確保できる見込みである。市場シェアに基づいて次の表のような戦略を採った場合,買収後の S 社の戦略に関する記述として,適切なものはどれか。

〔中問C の記述(抜粋・再掲)〕健康食品メーカの S 社は,健康菓子事業の戦略立案を進めている。

〔表 市場シェアに基づく戦略〕

市場シェア採る戦略
市場シェアが 1 位の企業市場全体の規模拡大
市場シェアが 2 位の企業自社の強みで他社を攻撃
市場シェアが 3 位以下だが,特定商品の市場シェアは 1 位の企業特定ニーズへの適応
上記以外模倣によるコストの節約
答えと解説

✓ これが正解エ 商品企画に関連する部門に資金を投入して,競争力の高い優れた商品を企画し,販売する。

解説

買い取った後は二位になるので、強みで攻める側に回ります。

方針案 2 は、T 社が撤退する事業を買収することです。だからまず、買収後の市場シェアを求めます。S 社の 12%に、T 社の 10%を足すと 22%です。1 位の Q 社の 25%には届きません。けれども R 社の 16%は上回ります。つまり買収後の S 社は、市場シェア 2 位になります。表を引くと、2 位は自社の強みで他社を攻撃すると書かれています。S 社の強みは、競合他社よりも高い商品企画力です。だから商品企画の部門に資金を投入する肢が正解です。強みで競争優位を築く形です。需要そのものを増やす策は、1 位が採る市場全体の規模拡大です。アレルギーに配慮した商品に絞る策は、特定ニーズへの適応で、別の行です。人気商品をまねて安く売る策は、模倣によるコストの節約にあたります。シェアを足し、順位を出し、表を引き、強みを選びます。シラバスも、競争優位を経営戦略の用語として挙げています。

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出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問100(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)

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