令和3年度上期第二種電気工事士筆記試験(午後)(電気技術者試験センター)問9
配電理論及び配線設計
許容電流に関する問題
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図のように,定格電流100 A の配線用遮断器で保護された低圧屋内幹線からVVR ケーブルで低圧屋内電路を分岐する場合,a-b間の長さL と電線の太さA の組合せとして,不適切なものは。ただし,VVR ケーブルの太さと許容電流の関係は表のとおりとする。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
| 電線の太さA | 許容電流 |
|---|---|
| 直径 2.0 mm | 24 A |
| 断面積 5.5 mm² | 34 A |
| 断面積 8 mm² | 42 A |
| 断面積 14 mm² | 61 A |
- イL:1 m A:2.0 mm
- ロL:2 m A:5.5 mm²
- ハL:10 m A:8 mm²
- ニL:15 m A:14 mm²
答えと解説
✓ これが正解ハL:10 m A:8 mm²
解説
8 m超は許容電流55 A以上が必要。8 mm²は42 Aで不足。
分岐回路の電線は、幹線の過電流遮断器から離れるほど、過電流から守られにくくなります。そのため、分岐点から次の過電流遮断器までの距離が長いときは、電線の許容電流を大きくする決まりが、電気設備の技術基準の解釈の分岐回路の規定にあります。
幹線の遮断器は100 A です。分岐点から3 m以下なら許容電流の割合の条件はなく、3 mを超え8 m以下なら幹線の遮断器の定格電流の35 %以上(35 A)、8 mを超えると55 %以上(55 A)が必要です。
図の a-b 間で、10 m とする肢は8 mを超えるので55 A以上が必要ですが、8 mm²の許容電流は42 Aしかなく、足りません。15 m の肢は14 mm²の61 Aで55 Aを上回り、1 m と2 m の肢は3 m以下なので割合の条件はかかりません。 覚え方は、3 m以下は制限なし、8 m以下は35 %、8 m超は55 %、です。
ほかの選択肢の解説
- イL:1 m A:2.0 mm:長さ1 mで直径2.0 mm(24 A)の組合せは、分岐点から3 m以下に収まっているので、許容電流の割合の条件はかかりません。適切な組合せですから、不適切なものを選ぶ答えにはなりません。
- ロL:2 m A:5.5 mm²:長さ2 mで断面積5.5 mm²(34 A)の組合せも、3 m以下です。割合の条件を問われない距離なので適切で、不適切なものを選ぶこの問題の答えには当てはまりません。
- ニL:15 m A:14 mm²:長さ15 mで断面積14 mm²(61 A)の組合せは、8 mを超えるので55 A以上が必要ですが、61 Aはこれを満たします。条件に合う適切な組合せであり、答えにはなりません。
出典:令和3年度上期第二種電気工事士筆記試験(午後) 問9(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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