令和8年度上期第二種電気工事士学科試験(電気技術者試験センター)問9
配電理論及び配線設計
幹線の太さに関する問題
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図のように,三相の電動機と電熱器が低圧屋内幹線に接続されている場合,幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[A]は。ただし,需要率は100 %とする。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ45
- ロ50
- ハ55
- ニ60
答えと解説
✓ これが正解イ45
解説
電動機と電熱器の電流を合計した45 Aです。
幹線とは、分岐回路へ電気を送る太い配線です。幹線の太さは、そこにつながる負荷の電流の合計(設計電流)に耐えられるように決めます。電動機のように、始動の瞬間に大きな電流が流れる負荷が多い場合は、その分の余裕を見込む決まりもあります。
この問題の負荷は、電動機が10 A、電熱器が15 Aと20 Aで、需要率は100 %(すべてを同時に使う)です。電動機の電流の合計は10 A、電熱器の電流の合計は35 A で、電動機の合計のほうが小さいため、割り増しは考えず、そのまま足し合わせます。10+15+20=45 A が、幹線の太さの根拠となる電流の最小値です。
覚え方は、電動機の合計が電熱器などの合計以下なら、単純に足すことです。電動機の合計が大きい場合は割り増しが加わるので、そこは別の問題として区別します。この考え方は、幹線の許容電流を設計電流以上にするという配線設計の決まりに基づきます。
ほかの選択肢の解説
- ロ50:50 Aとする値は、この条件からは導けません。電動機10 Aと電熱器35 Aの合計は45 Aで、需要率も100 %なので、それより5 A多くする根拠が見当たりません。
- ハ55:55 Aとする値は、10 A多く見込むことになりますが、そのような割り増しの根拠は問題にありません。10+15+20の足し算では45 Aで止まります。
- ニ60:60 Aとする値は、45 Aの合計から15 A多い数字です。電動機の合計が電熱器の合計を超えていないので、大きく割り増しする場合にもあたらず、導けません。
出典:令和8年度上期第二種電気工事士学科試験 問9(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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