令和2年度下期第二種電気工事士筆記試験(午後)(電気技術者試験センター)問17
電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
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- イ回路の力率を改善する。
- ロ地絡電流を検出する。
- ハネオン放電灯を点灯させる。
- ニ水銀灯の放電を安定させる。
答えと解説
✓ これが正解イ回路の力率を改善する。
解説
40 μFの表示から、進相コンデンサで力率を改善します。
写真の決め手は、前面の表示です。灰色の箱形の機器で、上部に円筒形の突起が3つあり、前面に危険・感電危険・触れるなの注意と、三相200 V、40 μF、周波数ごとの電流(50 Hzで1.45 A、60 Hzで1.74 A)が書かれています。μF(マイクロファラド)は、コンデンサがためられる電気の量(静電容量)の単位なので、この機器は低圧用の進相コンデンサだとわかります。
進相コンデンサは、モーターなどの誘導性の負荷が使う遅れた電流を、コンデンサの進んだ電流で打ち消して、回路の力率(電圧に対して有効に使われる電流の割合)を改善する機器です。三相の電動機を使う設備で、電動機と並列に接続して使います。
地絡電流を検出するのは、零相変流器を内蔵した漏電遮断器などの役割です。ネオン放電灯を点灯させるのは、高い電圧を作る変圧器の役割です。水銀灯の放電を安定させるのは、安定器の役割です。いずれも、静電容量を表すμFの単位とは結び付かない機器です。覚え方は、μFの表示があればコンデンサで、用途は力率改善です。
ほかの選択肢の解説
- ロ地絡電流を検出する。:地絡電流を検出するのは、零相変流器を備えた漏電遮断器などの役割です。写真の機器には静電容量を表すμFの表示があり、電流を検出する器具の表示とは異なるので、この用途ではありません。
- ハネオン放電灯を点灯させる。:ネオン放電灯の点灯には、電圧を高くするネオン変圧器を使います。写真の機器の表示は、静電容量40 μFと三相200 Vの定格で、高電圧を作る変圧器の働きを示すものではないため、この用途ではありません。
- ニ水銀灯の放電を安定させる。:水銀灯の放電を安定させるのは、安定器と呼ばれる機器です。写真の機器は、安定器ではなく静電容量40 μFと三相200 Vの定格が書かれたコンデンサなので、この用途とは異なります。
出典:令和2年度下期第二種電気工事士筆記試験(午後) 問17(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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