平成29年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問8
配電理論及び配線設計
幹線に関する問題
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図のように,三相の電動機と電熱器が低圧屋内幹線に接続されている場合,幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[A]は。ただし,需要率は100%とする。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ70
- ロ74
- ハ80
- ニ150
答えと解説
✓ これが正解ハ80
解説
電動機40 A×1.25+電熱器30 A=80 Aです。
幹線の太さは、幹線に流れる電流の最大値(設計電流)から決めます。電動機は始動のときに大きな電流が流れるので、電動機の定格電流の合計に1.25倍をする決まりがあります(電動機の合計が50 A以下の場合)。電熱器などは、そのまま足します。
図の負荷は、電動機が10 Aと30 Aで合計40 A、電熱器が15 Aと15 Aで合計30 Aです。図の中の遮断器の記号に定格の字はなく、書かれている電流は負荷の定格電流なので、そのまま使います。電動機の合計40 Aは50 A以下なので、1.25×40=50 Aです。電熱器の30 Aを加えると、50+30=80 Aになります。需要率が100%なので、割り引かずに全部を数えます。
覚え方は、電動機は合計に1.25倍して、電熱器などはそのまま足す、です。
ほかの選択肢の解説
- イ70:70 Aは、電動機40 Aと電熱器30 Aを1.25倍せずにそのまま足した値です。電動機は始動電流が大きいため、合計に割増しをする決まりがあり、この計算では不足します。
- ロ74:74 Aは、電動機の合計40 Aに1.1倍を掛けて電熱器の30 Aを足した値です。1.1倍は電動機の合計が50 Aを超える場合の割増しで、この図は40 Aなので1.25倍を使います。
- ニ150:150 Aは、図の負荷の電流10・30・15・15 Aや、それに割増しをした計算のどれからも導けない値です。幹線の太さを決める電流が、負荷の合計を大きく超える理由はありません。
出典:平成29年度上期第二種電気工事士筆記試験 問8(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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