平成26年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問9
配電理論及び配線設計
許容電流に関する問題
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図のように定格電流60〔A〕の過電流遮断器で保護された低圧屋内幹線から分岐して、5〔m〕の位置に過電流遮断器を施設するとき、a-b間の電線の許容電流の最小値〔A〕は。
〔注〕本問題の計算で√2、√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41、√3=1.73、π=3.14

- イ15
- ロ21
- ハ27
- ニ33
答えと解説
✓ これが正解ロ21
解説
3 m超8 m以下の位置なので、60〔A〕×35〔%〕=21〔A〕です。
幹線から分岐した電線は、幹線側の過電流遮断器(定格60〔A〕)が守ってくれる範囲を超えると、分岐した側に別の過電流遮断器が必要になります。分岐点からその遮断器までが離れるほど、間の電線は過電流から守られにくくなるので、許容電流を大きく取る決まりです。
この図では、分岐点aから分岐側の遮断器bまでが5〔m〕で、3〔m〕を超え8〔m〕以下の区分にあたります。この区分では、a-b間の電線の許容電流が、幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の35〔%〕以上であることが求められます(一般に知られた値で、条文での確認は未了)。
よって最小値は 60×0.35=21〔A〕です。検算は 60×35÷100=2100÷100=21 です。8〔m〕を超える場合は55〔%〕以上で60×0.55=33〔A〕になります。覚え方は、3〔m〕を超え8〔m〕以下は35〔%〕、8〔m〕超は55〔%〕、距離が遠いほど割合が上がる、です。
ほかの選択肢の解説
- イ15:15〔A〕は幹線の60〔A〕の4分の1にあたる値ですが、決まっている割合は35〔%〕と55〔%〕です。25〔%〕という区分はなく、この条件からは導けません。
- ハ27:27〔A〕は60〔A〕の45〔%〕にあたる値ですが、45〔%〕という区分は決まりにありません。5〔m〕なら35〔%〕で21〔A〕、8〔m〕超でも55〔%〕で33〔A〕です。
- ニ33:33〔A〕は60〔A〕の55〔%〕で、分岐点から遮断器までが8〔m〕を超える場合の値です。この問は5〔m〕で8〔m〕以下なので、35〔%〕の21〔A〕を使います。
出典:平成26年度上期第二種電気工事士筆記試験 問9(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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