平成29年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問8
配電理論及び配線設計
幹線に関する問題
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図のように,三相の電動機と電熱器が低圧屋内幹線に接続されている場合,幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[A]は。ただし,需要率は100 %とする。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14

- イ45
- ロ50
- ハ55
- ニ60
答えと解説
✓ これが正解イ45
解説
電動機10 Aと電熱器35 Aを合計した45 Aです。
幹線(分岐の手前の太い電線)の太さは、その幹線から先に接続された負荷の電流の合計から決めます。電動機(M)は始動時に大きな電流が流れるため、電熱器(H)などの負荷とは分けて、電動機の定格電流の合計と、その他の負荷の定格電流の合計に分けて考えます。
図では、電動機が10 A、電熱器が15 Aと20 Aです。電動機の合計は10 A、電熱器の合計は 15+20=35 A です。需要率(同時に使う割合)は100 %ですから、そのまま全部を足し、10+35=45 A が、幹線の許容電流として必要な最小値になります。
電動機の合計が電熱器などの合計より大きいときには、電動機分に割増しをかける決まりがあります。本問は電動機の合計のほうが小さいので、その割増しは使わず、単純に足し算で足ります。覚え方は、電動機は10 A、電熱器は 15+20=35 A、合計45 A です。
ほかの選択肢の解説
- ロ50:50 A は、各負荷の定格電流の合計45 Aより大きな値で、設問の図の数値だけからは導けません。電動機の合計が小さいときは割増しの対象にならないので、5 Aを上乗せする根拠がありません。
- ハ55:55 A は、45 Aに電動機の10 Aをもう一度足した値と数字の上では一致します。しかし電動機は1台しかなく、同じ負荷を二重に数える理由が設問にはありません。
- ニ60:60 A は、45 Aに電熱器の15 Aをもう一度足した値と数字の上では一致します。需要率100 %で3台の定格電流を合計する場面で、15 Aの電熱器を重ねて数えることはしません。
出典:平成29年度下期第二種電気工事士筆記試験 問8(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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