平成26年度 春期 午前Ⅱ 問22
サービスマネジメント
問題管理プロセスの活動
ITサービスマネジメントにおける問題管理プロセスの活動はどれか。
- ア根本原因の特定
- イサービス要求の優先度付け
- ウ変更要求の記録
- エリリースの試験
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✓ これが正解ア根本原因の特定
解説
問題管理は、インシデントの根本原因を特定して再発を防ぐ活動です。
ITサービスマネジメントでは、インシデント管理と問題管理を分けて考えます。インシデント管理はサービスをできるだけ早く元の状態に戻すことを目指し、問題管理はインシデントを引き起こした根本原因を特定し、再発を防ぐ恒久的な解決策につなげることを目指します。したがって、根本原因の特定は問題管理の中心となる活動です。見分ける軸は、プロセスの名前と、そのプロセスが扱う対象の組合せです。サービス要求、変更要求、リリースは、それぞれ別のプロセスが扱う対象で、問題管理の活動ではありません。インシデントは早く直す、問題は原因を断つ、と目的の違いで覚えると判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イサービス要求の優先度付け:サービス要求は、パスワードの再設定や情報の問合せなど、障害ではない利用者からの定型的な依頼です。その優先度付けは、サービス要求を扱う管理の活動であり、障害の根本原因を追う問題管理とは異なります。
- ウ変更要求の記録:変更要求の記録は、システムやサービスへの変更を受け付けて評価・承認する変更管理の活動です。問題管理が恒久的な解決のために変更を求めることはありますが、変更要求そのものを記録して管理するのは別のプロセスです。
- エリリースの試験:リリースの試験は、承認された変更を本番環境へ展開する前に確かめる、リリース管理の側の活動です。根本原因を突き止める問題管理ではなく、変更を安全に届けるための別のプロセスにあたります。
この問題の用語
- 問題管理インシデントの未知の根本原因を突き止め、恒久的な対策を出す活動です。決められた時間内に復旧させるインシデント管理とは目的が違います。
- 根本原因表に現れた問題を引き起こしている、大もとの原因のことです。ここを断たない限り、同じ問題が形を変えて繰り返し起きます。
- インシデント管理起きた出来事を受け付け、記録し、元どおりに戻すまでを決まった流れで進めること。原因の追究は別の活動として分けます。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
出典:平成26年度 春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問22
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問11:チケットに関する問題(インシデント管理)
- 平成31年度 春期 午前Ⅱ 問11:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 平成28年度 春期 午前Ⅱ 問12:構成ベースラインに関する問題(問題管理)
- 平成27年度 春期 午前Ⅱ 問13:インシデント管理に関する問題(根本原因)
- 平成24年度 春期 午前Ⅱ 問12:インシデント管理に関する問題(根本原因)
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