システム戦略|令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問27
企業間で商取引の情報の書式や通信手順を統一し,電子的に情報交換を行う仕組みはどれか。
- ✓ これが正解EDI
- EIP
- ERP
- ETC
解説
EDIは、書式と手順をそろえて取引の情報をやり取りします。
企業どうしが注文や納品や請求のやり取りを電子で行うとき、それぞれが好きな書き方をしていては、受け取った側で読み解けません。EDIは、やり取りする情報の書式と、送り受けするときの手順を、あらかじめ取り決めてそろえておく仕組みです。そろえておけば、届いた情報をそのまま自社の仕組みへ取り込めるので、紙をやり取りしたり、人が打ち直したりする手間が消え、間違いも減ります。取引の相手が多いほど効き目は大きくなります。相手ごとに書き方が違うと、つなぐ手間が相手の数だけ増えていきます。残る三つは、社内の入口となる画面をまとめる仕組み、基幹の業務をまとめて管理する仕組み、料金の支払いを自動で済ませる仕組みで、いずれも企業間で書式をそろえるという意味の言葉ではありません。よって当てはまるのはEDIということになります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- EIPは、社内のさまざまな仕組みや情報への入口を、一つの画面にまとめて見せるためのものです。働く人が使いやすくなるための入口であり、企業と企業の間の取り決めではありません。向いている相手が、外の取引先ではなく社内の人になります。
- ERPは、調達や生産や販売や会計といった基幹の業務を、一つにつないで管理する仕組みです。まとめる範囲は自社の中であり、取引の相手との間で書式と手順を取り決めるという話とは違います。束ねる範囲が社内です。
- ETCは、料金所で止まらずに通行料の支払いを済ませられるようにする仕組みです。道路で使われる仕掛けであって、企業どうしが商取引の情報を電子で交換するための取り決めではありません。使われる場が道路の上であり、企業の間ではありません。
この問題に関係する言葉
- EDI取引の伝票を決まった形式にそろえて、企業の間でやり取りする仕組みです。調達を速く正確にしますが、環境や人権への配慮を求めるものではありません。
- EIP
- ERP会計や人事、生産といった社内の業務データを一つにまとめて管理するしくみです。部門ごとにばらばらだった情報を、全社で共有できます。
- ETC
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問27
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