ITパスポート 平成28年度 春期 特別措置試験 問27
システム戦略
業務プロセスに関する問題
企業の業務と情報システムの現状を把握し,目標とするあるべき姿を設定して,全体最適を図りたい。このときに用いられる手法として,適切なものはどれか。
- ア DOA(Data Oriented Approach)
- イ EA(Enterprise Architecture)
- ウ OOA(Object Oriented Analysis)
- エ SOA(Service Oriented Architecture)
答えと解説
✓ これが正解イ EA(Enterprise Architecture)
解説
企業全体の設計図を描く手法なので、EAが当たります。
設問には三つの語がそろっています。現状を把握すること、あるべき姿を設定すること、そして全体最適を図ること。この三つが一度に出てきたら、企業そのものを一枚の設計図として描く手法を指しています。四つの肢のうち三つは、いずれもシステムをどう作るかについての考え方です。データを中心に据える、対象を部品として捉える、機能をサービスの単位で組み合わせる。どれも作り方の話なので、企業をどう見るかという設問とは層が違います。残る一つが、企業全体を対象にして現状と将来像を並べ、その差を埋めていく枠組みです。業務プロセスを見渡してから直す、という順序がここに現れています。略語の形が一つだけ違う点も手掛かりです。三つの語が同時に出てきたら、それは企業そのものを対象にした枠組みを指す合図です。
ほかの選択肢の解説
- ア DOA(Data Oriented Approach):データを中心に据えて設計を進める考え方です。何をどう作るかについての方針なので、企業の現状とあるべき姿を並べる話にはなりません。対象がシステムの内側にとどまっている点で外れます。対象がシステムの内にとどまります。
- ウ OOA(Object Oriented Analysis):対象を部品として捉え、その性質と振る舞いから分析する考え方です。これも作り方の側の話で、全体最適という言葉とは結び付きません。四つのうち三つが作り方の話だと気づけば、まとめて落とせます。作り方の側の話になります。
- エ SOA(Service Oriented Architecture):機能をサービスという単位に切り分け、組み合わせて使う仕組みです。柔軟さを得るための作り方であって、企業の姿を描く枠組みではありません。名前に設計という語が入るぶん、最も紛らわしい肢になります。企業を見る枠組みではありません。
関連用語
- 業務
プロセス 仕事の目的を果たすまでの一連の手順のこと。 - EAエンタープライズアーキテクチャの略で、業務と情報システムの全体像をあるべき姿へ近づける枠組みです。
- SOA機能をサービスという部品として切り出し、組み合わせて仕組みを作る設計の考え方です。
- 情報
システム 業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問27
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関連問題
- 平成31年度 春期 (特別措置試験) 問31:
EAに 関する 問題 (EA) - 令和7年度 問27
(EA) - 令和4年度 問53:
システム 監査人に 関する 問題 (EA) - 令和2年度 10月 (特別措置試験) 問29
(SOA) - 平成27年度 春期 (特別措置試験) 問6:
データウェアハウスに 関する 問題 (SOA)
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