ITパスポート 平成26年度 秋期 特別措置試験 問39
サービスマネジメント
ファシリティマネジメントの説明
ファシリティマネジメントを説明したものはどれか。
- ア ITサービスのレベルを維持管理するためにSLAの遵守状況を確認し,定期的に見直す。
- イ 経営の視点から,建物や設備などの保有,運用,維持などを最適化する手法である。
- ウ 製品やサービスの品質の向上を図るために業務プロセスを継続的に改善する。
- エ 部品の調達から製造,流通,販売に至る一連のプロセスに参加する部門と企業間で情報を共有・管理する。
答えと解説
✓ これが正解イ 経営の視点から,建物や設備などの保有,運用,維持などを最適化する手法である。
解説
扱っている相手が、建物や設備かどうかで見分けられます。
情報システムは、機器と回線だけで動くわけではなく、置かれている建物、電源、空調、出入りの管理といった土台がそろって初めて働きます。ファシリティマネジメントは、この土台を経営の視点から見て、持ち方や使い方や保ち方を最も良い形へ整える考え方です。合意した水準を保つ話、仕事の進め方を良くする話、仕入れから販売までをつなぐ話とは、扱う相手が違います。この考え方が扱う範囲は、部屋の広さや机の配り方にまで及びます。働く人が動きやすいか、機器の熱を逃がせるか、許された人だけが入れるようになっているか。どれも情報システムが止まらずに動くための条件です。災いに備えて、電源を二重にする、別の場所へ設備を分けて置くといった手も、ここで考えることになります。無駄な電力を減らす工夫も、この範囲に入ります。
ほかの選択肢の解説
- ア ITサービスのレベルを維持管理するためにSLAの遵守状況を確認し,定期的に見直す。:決めた水準を守れているかを見て定期的に見直す話で、相手は提供するサービスのほうです。取り決めた速さや使える割合が保たれているかを問われたなら、こちらが答えになります。届かないときの扱いや約束の見直しも、先に決めておきます。
- ウ 製品やサービスの品質の向上を図るために業務プロセスを継続的に改善する。:仕事の進め方を良くし続ける話で、相手は手順のほうです。仕事の手順そのものを見直して良くしたいと問われたなら、こちらです。現場の気づきを集めて続けるところに、この考え方の要があります。
- エ 部品の調達から製造,流通,販売に至る一連のプロセスに参加する部門と企業間で情報を共有・管理する。:仕入れから販売までをつないで情報を分け合う話で、相手は会社どうしの流れです。仕入れから届けるまでを会社をまたいでつなぎたいと問われたなら、こちらです。在庫と予定を会社をまたいで分け合う形をとります。
関連用語
- ファシリティマネジメント機器を置く部屋や電気の設備などが最も良く使われているかを見張り、改善する営みです。
- SLA提供する側と受ける側で、どの水準まで満たすかをあらかじめ取り決めた合意。
- 業務
プロセス 仕事の目的を果たすまでの一連の手順のこと。 - 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問39
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